初めてのコンビニバイトで、紹介された秋元 果歩。彼女を見たとき、懐かしさと淡い思いが蘇ってきていた。
初恋。その言葉がぴったりの出会いというか…。
小学生の頃の同級生の家に、よく来ていたのが彼女だった。彼女は僕の同級生の兄、洋一に夢中だった
。当然、僕のことなんか眼中になかっただろう。
シフトの関係で挨拶を交わす程度だが、その一時を待ちわびている僕がいた。
ある日、急遽シフトが重なり話の流れで、海に一緒に行く約束を取り付けた。
青春の1ページって感じの物語です。
前にカクヨムで掲載したのを、リメイクしました。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-25 21:33:15
5515文字
会話率:23%
───3499年11月15日
♢♢♢♢♢
人々は己が必ず手にするはずである自由
を奪われかけていた。
犯罪,主に殺人や誘拐、その他の罪に
問われる事は勿論、男女での勝手な交際,
勝手な車などの私物所有,勝手な外出,
学生の場合、登下校時の私
語,他にも沢山
いろいろな自由が制限されていたそんな
時代。人々は何故、そのような制限を
したのか。全人類が震え上がる程
恐ろしく、そして悲しいあの大事件から
2480年…何故、こんなにも月日が経って
いながらも、このような人々を縛り
付けるような制限をかけたのか…。
未だかつて、その真相を知る者はただ1人
それを作った者しかいなかった…。
♢♢♢
月ヶ瀬 璃叶(つきかせ りと)大体15歳。
自分のこれから始まる(であろう)新しい
スクールライフに胸を踊らせ入学式の朝
を迎えるも、自分の部屋のドアが"何故か"
開いているという不自然な出来事を始め
とし、いくつかの"不自然"に見舞われる。
璃叶の住む世界。それはもう自分達に
とっては当たり前でも、異世界の人から
したら少し理解が出来ないであろう
ルール、規律、秩序が渦巻く世界。
璃叶達は、そんな肩身が狭い世の中で
生きている。……はずだったのだが。
『…あれ?俺が知る世界って、こんなに
うるさかったっけ?』
まさかの世の中のルールや規律が殆ど
無くなってしまうという衝撃、いや人生
最大の衝動が起こったのだ。勿論
世界中は大パニック。何十億パニック、
パニパニと言ったところだろう。
いや確かに俺たちゃ批判ばっかしてきた
けども政治家のおっさん達!!!!と、どこ
からか出てきた若造でさえ生放送の画面
が映っている液晶に向かって叫ぶ。
『何故かは知らんが、まあとにかく
楽しんどけば良いだろう!!』
という軽い思考で、璃叶はある日、入学
してからずっと一目惚れしていた相手に
告白をする。その返事はなんとYES。次々と信じられない事が起こる中で、
確かに、少しずつ世の中のおかしな規律
の歯車が回り始めていたのだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-06-24 23:28:30
2832文字
会話率:34%