――「お前達は今から、悪帝の配下として生きてもらう」
気が付けば見ず知らずの異世界へと飛ばされていた一色黒斗(いっしきくろと)。
そんな黒斗の前に現れた謎の女から告げられた言葉がそれだった。
だが、黒斗の心の中では憎悪が渦巻く。それは謎
の女に、しいてはその元凶である悪帝に向けられて。
その怒りは、黒斗の中で一つの野心を芽生えさせる。
それは――、『悪帝を殺す事』。
配下となりながらも黒斗は、その目的を悟られないように味方を欺き、悪帝の反勢力組織である『正義の光』に肩入れする。
黒斗は智略と策略を駆使し、自分の目的の為に二つの組織を動かす事になる。
全ては――、悪帝を殺す為に。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-10-23 01:04:39
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会話率:29%