目覚めたら、土の中だった。
僕は何もわからないまま地上に這い出て、震えながら夜の森をさまよう。
誰かの声に命じられて。
考えたくないけど、やっぱり僕、アンデッドとして召喚されちゃってるんだろうなあ……。
不思議な身体を持つ子供は、手足のな
い少女、病弱な幼子、地の精霊、岩人の少年など、さまざまな人々と縁を持ちながら、自分が何者なのか知るために島世界ホルウォートを放浪してゆく。
治癒の力を持つゆえに時に煮込まれダシを取られながら、少しずつ自身と世界の秘密に触れてゆく少年の物語。
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・少年が放浪する物語が書きたい。
・展開の予測がつかない物語が書きたい。
・小さいけど面白いイメージが詰まったファンタジー世界を書きたい。
こんなコンセプトで書きはじめ、力不足で長期間凍結していましたが、再開することになりました。
2018.3.24、第三章完結。次章「マーユの探求」(仮)の開始まで、しばしお時間をいただこうと思います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-25 10:00:00
303246文字
会話率:31%