VRMMOの軍勢オンラインと呼ばれるゲームがあった。気が付いたらそのゲームのキャラクターの姿で異世界に。ゲームの能力を持ってるから異世界なんて余裕、と思いきや軍勢オンラインで最適化されたビルドではユニットを強化する能力でガチガチに固められて
いた。…え?ユニットの召喚が出来ない?…頑張ってください。
チート無しで見た目だけはいっちょまえの三人が頑張って日々の糧を得ます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-10-30 15:44:25
122481文字
会話率:55%
これまでごく普通に日常生活を送っていた一人の少年、渡良瀬錬磨は、ある日彼がほぼ無意識的に用いた特異な才能を桜ノ宮星羅と名乗る女性に目撃された事でその『可能性』を買われ、その晩、世界屈指のエリート育成機関である国立宵ノ宮学園の新たな生徒の一
人として迎え入れられ、物語は幕を開ける。
学園の生徒の一人として新たな生活を送り始めた彼は、そこで様々な人物達と出会い、時に馴れ合い、時に対峙し合い、そのうえで徐々に互いの関係を深めていき、度々繰り広げられる、場合によっては無意味とも取れる『己の能力』を用いたその争いは、或いは自身の安いプライドを貫き通す為に利用され、また或いは、逆にそのプライドを捨て、大切な者を守る為に利用され、また或いは……、
幾度の困難を乗り越え、彼らは卒業試験を迎え、彼らが入学した、その『真の目的』が明かされる。
それは卒業資格を賭けたこの日、学園代表兼最高管理員である桜ノ宮星羅に対してそれぞれの実力を示すというものだった。その最中で彼を含む数名の生徒達以外は全員が全員共彼女によって次々と倒され、それは文字通り、彼女と対峙した者達は皆、彼女の能力によって砂と化し、本当の意味で『立つ事自体不可能』な状態となり、それを目の当たりにした彼らにも彼女の牙は向けられ、彼を庇いつつ彼女と対峙した仲間達ですらも一人残らず朽ち果てていき、その場にたった一人取り残された彼は、極限の絶望と共にその『真価』を開花させる。それはこれまでに彼自身が築き上げてきた仲間達との絆や自分達がぶつかり合った事で傷つき、傷つけあってきた事で経験した痛みや後悔、そして何より、彼がこの学園生活の中である日を境に彼女に対していだいた好意。それらの感情が積み重なり、その想い彼の決意となり、彼はその能力を用いる事でこの無意味な能力や争いを永遠に封じる事が出来ると確信したが、しかしそれと同時に彼自身も彼女達と共に二度と目覚める事が出来なくなってしまうという躊躇いをもったが、それでも彼はその弱さを振り払い、能力を発動した。
彼にはもう仲間はいない。
だがそれでも、これまで互いに支え合ってきた仲間達や彼の支えであり続けた星羅の想いは、彼の中で今でも生き続けていた。そんな感謝の思いを込め、彼はこの学園を卒業した。
自らが本当に求めていた、その『大切なもの』を手にした、
その《アカツキ》として……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-03-30 12:00:00
1236文字
会話率:22%
その日、神様が人類になにかを語りかけた。
神様が消えると同時に、人類は大いなる『力』を手に入れる。
全人類が超能力者と化したのだ。
愛されたいと思った人は愛される『力』を
速く走りたいと思った人は速く走る『力』を
死にたくないと思った人は死
なない『力』を
空を飛びたいと思った人は空を飛ぶ『力』を
火をつけようと思った人は火をつける『力』を
死にたいと思った人は死ぬ『力』を
殺したいと思った人は相手を殺す『力』を
計算しようと思った人は計算する『力』を
時間を確認しようと思った人は時間がわかる『力』を
リモコンをとろうと思った人はリモコンに触れずに引き寄せる『力』を
寝たいと思った人はすぐに寝ることができる『力』を
手に入れた。
そのときぼくは、トイレに行きたいと思っていた……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-05-25 01:00:45
34750文字
会話率:23%