魔力が全くない『呪い子』であるウィルは、魔法もスキルも絶対に使えない社会不適合者で戸籍どころか人権すら認められていない。
養われていた冒険者である義父に先立たれ、野を彷徨う事数年、とうとうゴブリン達の狩りに遭って袋叩きにされて巣にお持ち帰り
されてしまう。
しかしゴブリン達が棲み処としていたのは古代文明の遺跡で、そこに眠っていたとある存在との出会いによって文字通りこれまでの人生をひっくり返される事になって――。
これは、差別対象となるマイノリティを持つ少年が、裏技(物理)を駆使して障害を粉砕し、穏やかで幸せな人並みの生活を手に入れるまでの物語である。
※最初はとにかく主人公は不遇で卑屈な上に、話もシリアスで重いので苦手な方は注意
※二話まで回想ダイジェスト中心。『前書きはいいからさっさと本編あくしろ!』という方は三話からどうぞ。
※異世界転生・転移チート? ハーレム? 俺TUEEE? んな甘っちょろい話は飽きた! もっとビターでシビアで熱い話を求めるぜ! という方向けになる予定です。
※ただし主人公以外(主に敵側)はチート的な能力だったり無双伝説を持ったりする予定です。
※R15は保険です。
※不定期更新折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-06-28 15:04:06
226525文字
会話率:37%