――ザワザワ……
と、静かな騒めきとともに、会場にあったのは女の遺体だった。
活け花やフラワーアートとともに、まるで“結晶華”というべきか? 冷たい“結晶”でアレンジメントされた、芸術的な遺体――
ここ最近、世間を騒がし続け
ている“結晶華事件”の被害者であった。
囲う群衆ですら、その遺体の美しさに息を呑む中、
「何? これ?」
と、会場に居合わせたパク・ソユンとドン・ヨンファが目にした、遺体に添えられた『華と鋸』のシンボル。
そこから、『フロリスト』と呼ばれる、この連続的にして不可解な結晶華事件の犯人を追うことに――
■ 主な登場人物
●パク・ソユン
モデル体型の美女で、ソウの芸名でDJ兼モデル。あだ名は“ソウ”、“ジグソウ・プリンセス”。その日の設定(1から6まである)次第で、語尾に『ぽよ』が付く。
●ドン・ヨンファ
大きな点線チェック柄の入った黄色の、クレヨンしんちゃんに出てくる組長ーー否、園長先生に似たGUCCI風のスーツを着た実業家。
●神楽坂文(かぐらざか・ふみ)
黒のアサシンドレスの美女の姿をした妖狐。ポンコツダヌキ。どらえもんのようなナニカ。デフォルトでタヌキ呼ばわりされる。神そうなヤツらはだいたい友達。
●マー・ドンゴン
ガタイの良い刑事。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-05-09 21:50:00
65447文字
会話率:48%
せんたくものをきれいにたたむあなたはすごい。
最終更新:2024-03-30 07:00:00
204文字
会話率:0%
分類できない小説の置き場です。
1000字以上5000字未満の微妙な長さだったり、兄弟・姉妹以外の話だったりするもの。
最終更新:2022-12-12 21:31:57
7721文字
会話率:56%
断続する点線のお話。
最終更新:2016-07-12 17:23:09
10310文字
会話率:23%
凛は都心のテーマパークへ行こうと一人寝台列車に揺られていた。そこで詩人を目指す美祢と出会う。
一方、凛が買った本「寝台列車」の中では、綾子に何かが起ころうとしていた。
点線の前後で場面は変わります。
前は主人公自体の話で、後は主人公が読ん
でいる本『寝台列車』の中身です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-05-27 10:19:53
46566文字
会話率:51%