「幻異の世界」
そこは〔創造の女神〕と〔幻の王〕と呼ばれる二人の神が造りし世界。
だが、創造されし世界は泡沫の幻のように崩壊を繰り返す不安定な世界でもあった。
幾つも創りし世界は重なり、何度目か解らぬ崩壊に二神は異なる決断をする。
創
造の女神は創りし世界に完全なる定着を求め〔紅き炎〕を生み。幻の王は世界に完全なる終焉を求め〔黒き炎〕を生み出した。
二伸の異なる決断は異なる幾重の世界からそれぞれ十二の魂を召喚し、〔炎〕の力を与えた。
無意識下の理解で〔紅き炎〕の戦士と〔黒き炎〕の戦士に選ばれた者達は不安定なこの〔幻異の世界〕で幾度もの戦いを繰り返しぶつかり合う。
そして、戦士達は壮絶なる何度目か解らぬ戦いの中で、最期の戦いが近い事を感じながらそれぞれ異なる形の世界へと跳ばされるのであった。
完全なる世界の定着と終焉を賭けた炎の戦士達の戦いが再び始まる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-10-07 11:14:08
3097文字
会話率:47%