突然、前世の記憶が戻った。
どうやらここはゲームの世界っぽい。ゲーム自体はあまりよく覚えていないけど、ヒロインを中心に攻略対象四人とのキラキラした奇麗なイラストを覚えている。
そしてお約束のようにわたしは攻略対象の一人、ユリアンの婚約者
だ。
虐めるつもりはないけど、ここはヒロインの世界。
冤罪をかけられて場を盛り上げるために断罪されるのは嫌だ。
ということで、距離を置くのもありかもしれないけど。今までずっと仲がいいのだ。今更距離を置くなんてできない。ヒロインと恋に落ちたら潔く祝福したらいいかと、それまで一緒に過ごすことを選んだ。
そして、ヒロインと出会う運命の社交界デビューの日を迎えた。
◆流血表現があります。苦手な方はここでバックしてください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-07 16:57:15
21022文字
会話率:43%