ここはアシハラの中つ国、霊山の麓にあるまほらの里。
「さあ、もうお前は用済みだ。さっさと出ていけ!」
巫覡選定の儀で落第したサトは、養父の言葉に喜び勇んで家を出た。
なんでか着いてきた小鬼三匹と仕掛け蔵の管理人をしながら暮らしていたサトは、
ある日大ガエルに呑まれた旅人を助ける。
彼には目標があった。神様も妖怪もケダモノも跋扈するこの時代で、誰よりもまず、自分のための道を往くための目標が。
*江戸時代モチーフのファンタジーです。あくまでモチーフなので緩く見てください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-21 08:00:00
53932文字
会話率:42%
神の手によって創られたと言い伝わる、東の海洋に浮かぶ島国『天神国』。
この国の歴史は百年に一度発生する大災害、『厄災』と共に彩られている。
厄災とは妖と呼ばれる魑魅魍魎の大量発生、それに付随して起こる数々の自然災害のことを指す。
発
生原因は未だ不明、終息までには平均して五年の期間を要する。
厄災によって発生する妖に対抗出来るのは、支配階級である士族が操る『呪術』のみ。
彼らは厄災が発生する度に妖との戦いに身を投じ、天神国の黎明期から守護者としての役割を果たし続けている。
時は天神歴1702年。天神国は十七度目となる厄災に見舞われていた。
士族のひとつ『緑川家』の娘として生を受けた『緑川燈子(とうこ)』も、天神国の平穏のために厄災と戦う一人だった。
燈子は妖の討伐のため、天神国のさらに東に浮かぶ小さな離島『零幻島(れいげんとう)』へと足を運ぶ。
そこは別名『死の島』と呼ばれており、全てが謎に包まれている場所だった。
燈子は零幻島を治める士族の当主『白崎亜鈴(あれい)』と邂逅し、妖の討伐に向けて共に動き出すのだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-15 14:52:33
52229文字
会話率:24%
江戸から届いた我が子からの手紙に一喜一憂するの人の良い殿様と、そんな殿様を何だかんだほっとけない家来のほのぼのとしたやり取り。※江戸時代モチーフのお話ですが設定ゆるゆるです。
最終更新:2022-09-22 18:35:09
1805文字
会話率:51%
春と出会いし夏は秋愁を乗り越え刀となりし冬を超え___
狐面をつけた少年少女たちが腐った皇帝と国をどうにかしようと奮闘する反逆劇。
登場人物は多くても十五人ほどだと思われ。
江戸時代モチーフですが実在した人物は登場しません。実際と異なるこ
とも多数出てくると思いますので江戸時代っぽいどこかだと思っていただければ。
途中少しファンタジー描写が入る可能性あり。そこまで書き続けられたらの話ですが。
作者はこれが初めて文字にする小説なので至らなく読みにくいと思われますがどうぞ悪しからず。
小春らの物語、楽しんでいただけたら幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-12-06 00:17:14
12923文字
会話率:29%