わたくしが前世――異世界『日本』での記憶を思い出したのは十五歳、あと一年と少しで王立学園を卒業するという時のことでした。
同時にわたくしは、わたくしたちの現在が異世界でゲームという物語になって語られていることを知りました。
そのゲーム
で、残念ながら、わたくしはヒロインではなく、ヒロインのライバルとしての立ち位置を与えられておりました。
けれど、ヒロインに意地悪するようなことはなく、正々堂々と勝負を挑む気高い令嬢として描かれておりましたので、前世でわたくしが好んで読んでいたような断罪される悪役令嬢ではなかったのです。
ええ、現実のわたくしだって虐めなんか絶対にいたしませんわ!
――なのに。
「アレクサンドラ・オルテンブルク! アッカーマン男爵令嬢に対する所業、もはや許しがたい!」
何故今、わたくしは断罪されているのでしょう?
悪役令嬢になるつもりがなかったのに結果的に悪役令嬢ムーブをしていた令嬢が、オリジナル魔法を作ったり前世便利グッズを作ったりしながら、救国の勇者を目指す物語。
世界観ゆるゆるのラブコメ。恋愛要素は後半に濃くなっていく予定です。
プロローグは連続投稿しますが、遅筆なのでその後はゆっくりになります。週2程度は投稿できるよう頑張ります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-05 21:07:07
195893文字
会話率:36%
ずっと前から王子を愛していた。
だから今までずっと彼にふさわしい令嬢になろうと頑張ってきた。
なのに、なのにどうして……ッッ。
突然現れた異世界の女に奪われなければいけないのよ!
許せない、許せないわ。
爵位を利用して彼女を陥れるのは簡単。
二度と城に上がれないようにだってできるわ。
だけどそれをすると、醜い悪役のような令嬢になってしまうわ――――。
※サクサク読める短編小説です。
※アルファポリス様でも掲載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-07 21:00:00
6635文字
会話率:23%
コードウェル王国は雪解けの季節になると宴を催す。
その宴で起こった一幕
最終更新:2020-01-06 07:00:00
8945文字
会話率:37%