仲がいい友達の毛糸の帽子を、からかって振り回していたら、回収不可能な場所に飛んで行ってしまった。
その後、幼稚園では、帽子を飛ばした犯人捜しが始まる。
死刑宣告を待っている間、恐怖で顔を上げられない。
絶体絶命の私を救ったのは、意外なことに
・・・・
その他、小さなカトリック幼稚園での出来事を吐露しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-12 19:10:00
4075文字
会話率:11%
俺はしがないタクシー運転手。今45歳。
雪のしんしんと降る真冬日に、
長野県の塩尻峠の街道沿いで綺麗な黒髪ロングヘアを携えた赤い毛糸の帽子を目深に被った色白の女が乗り込んできた。旦那に浮気され、
しかも浮気相手は我が娘だったと言う。
見たところまだ若い。
歳の頃、34、5といったところか。
「何方まで?」
「行き先はまだ決まっていません」
「は?」
変な女だなと思った。
じゃあ、手を挙げてタクシーを捕まえるなよなと心の中で悪態を吐いた。
「どうします?目的地が明確でないなら
乗り込んだ意味が無いんじゃないですか?」
「いいえ、そんなことはありません」
「というと?」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-16 21:45:47
1308文字
会話率:45%
ある日、私の心を奪うのは毛糸のふわふわした帽子。それを被っているのは、しわがれた魔女。
そして私はまた同じ帽子を見つけるのだ。
だけど、ある日。
最終更新:2019-10-20 17:29:29
4444文字
会話率:20%