日常モノ×怪異退治モノ。
陽之戸国の都、貴墨に住む三流作家の丞幻(じょうげん)はある夜、祟り神が出るという噂の荒れ寺で男を拾う。
埋められていた土の中からずるずると這い出て、力尽きたように倒れている男を見て、丞幻は思わず呟いていた。
「――あらやだ、ネタだわ」
これは、怪異を見聞きする力を活かして関わった事件を小説にしているものの、いまいち売れない三流作家が愉快な仲間達と共に(次回作のネタの為に)怪異に挑み。
美味しいものに舌鼓を打ち。
賭博ですってんてんになり。
はよ次を書けと、版元に物理で尻を叩かれる。
そんなお話である。
※キャラはコミカル、ホラーはまったりな、なんちゃって和風怪異モノです。よろしくお願いします。
※話の展開上、人の売買や殺人・強盗などの犯罪行為をする描写がある場合があります。
この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません。
※ノベルアップ+様で先行公開しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-08 22:35:42
879839文字
会話率:42%
「やつがれは、今月で忍組を辞めますよ」
「はあん!?」
長かった大戦も和議で終わり、平和になった牙の国。そこに仕える忍組が一人、さざれ。
外見年齢二十代、当年四十八歳。若く見えても身体は衰えた。引退するのは今がチャンス。そそくさと忍組を
辞職し、単身向かったのは世界のヘソ。
ヘソの下にあるのは、今だ前人未到の六道大迷宮。その上にあるのは、そこを攻略せんと集まった者達によって作られた無法迷宮都市。
「お主ら、今まで一体どういう食生活をしてきたのだ……!!」
第二の生を迷宮都市に定め、ルームシェアを選んださざれだが、早速頭を抱えていた。
ルームシェアをしている他の連中が揃いも揃って、クソみたいな食生活なのである。食に一家言あるさざれからすれば、もう包丁と手裏剣の乱れ打ちをしたいくらいなのである。
そんなわけで、さざれは同居人達の食生活を徹底的に改善することにした。全ては、己の心の安寧の為に。同居人達の健康の為に。
――と、なんだかんだ言ったがこれは、無法迷宮都市でルームシェアをしている男六人が、だらだらしながらご飯を食べたり、大迷宮に潜ったり、ご飯を食べたりする、のんびりストーリーである。
◆◆◆
※話の展開上、人の売買や殺人・強盗などの犯罪行為の描写がある場合があります。
この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません。
※ノベルアッププラスでも公開しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-08 22:17:19
83420文字
会話率:42%
危険そうで実は危険じゃないお話です。
最終更新:2013-02-15 02:17:12
200文字
会話率:67%