物語の主人公であるリリベルは森の中で暮らす見習い魔女だ。
彼女の家族は魔女の師であるヴァレンシアと彼女の兄を自称する犬の精霊。
リリベルは一人前の魔女となるべく、家族三人で仲良く暮らしていたが……。
彼女が十六歳になった年、師匠であるヴァレ
ンシアが老衰で亡くなってしまった。
一時は悲しみに潰されそうになってしまうリリベルだったが、前を向いて生きていくことを決意する。
立ち直ったリリベルはヴァレンシアの残した約束を思いだす。
一つは自立した生活を送ること。
もう一つは南の魔女へ会いに行くこと。
リリベルは師匠の残した約束に従い、自立した生活を目指しながら南の魔女へ会いに行くことにした。
小さな旅をスタートさせた一人と一匹は道中で大好きなお菓子とジャーキーを堪能しつつ、森の外にある世界を巡ってゆく。
旅の途中、彼女達は様々な出会いを経験する。
乗り合い馬車で一緒になったおじさんおばさん。街の平和を守る騎士。国内を旅して回る傭兵。国の貴族。
それに、人の敵である獰猛な魔獣との戦い。世に蔓延る危険な悪人共との遭遇。
外の世界で起きる様々な出会いと出来事を経験し、リリベルはたくさんのお菓子を食べられ――じゃなく、立派に自立した一人前の魔女になれるのだろうか?
※ カクヨムでも連載中折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-20 22:30:15
122139文字
会話率:42%
明治時代、五月。 華族の一人娘で女学生の菖子は、雨の日にひとりの青年と出会う。 三回きりの逢瀬。その最後に彼が残した約束が果たされる日を、菖子は三年間待ち続ける……。
最終更新:2022-03-24 14:10:58
16924文字
会話率:42%
魔力を循環させていた世界樹が枯れてしまった。代わりに作られた塔で、役割を果たすために選ばれたエレノア。その役割はただ一つ、次代の世界樹が育つまでの時間を、塔で過ごすこと。
永遠とも呼べる時間を過ごすのに、彼女は何もかもを置いて塔に入る。たっ
たひとつだけ約束を残して。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-07 12:04:57
7463文字
会話率:43%
私、シュリア・ヴィントンは、全国民が憧れているといっても過言ではない第一騎士団の総長サマの妻だったのですが、気づいたら死んでしまっていました。ちょ、ちょっと待ってください。まだ彼の残した約束の意味も思い出せないし、十分に妻としての役目を果た
した覚えはありません!
あ、でも彼から見ればお荷物が消えて少しは楽になったのかな?
自意識過剰な奥サマが浮幽霊になりながら人の身体の中に入り込んだり、モノを動かす技術を身に着けたりしながら、夫を見守るお話です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-08-27 00:54:13
2640文字
会話率:1%