操魂術とは、読んで字のごとく、魂を操る術である。それはあるところでは除霊や召霊に使われている。基本的には死者の魂を繰(く)るが、高度な術者になると生者の魂までも操る。
その世界では、大規模な『災害』が起き、多くの生き物が命を『中途半端
』に奪われた。死者とは言えない、一方で生者とも言えない魂が世に溢れた。
半端な魂は、闇に与する死者の一部の魂の養分となる。
世に溢れた魂を一度隠すため、操魂術を扱う者が複数の『場所』を用意した。
しかし、魂を移動させる最中に、異物が混じり半端な魂を奪おうとする。それを妨げるために、操魂の術をもつ術者を送り込み、異物をとりぞこうとする。
これは、そんな術者が魂を解放するお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-19 21:00:00
41930文字
会話率:44%
自分の国を滅ぼされた王子であるアルドは、復讐を誓いながら、ダンジョンに落とされた。しかし、1度死んで、不死者として、生き返った。
これでアイツらに復讐することができる....
そう意気込んだのもつかの間、なぜなら、不死者とはゴブリンよりも弱
いとされた最弱の魔物だったのだから。
えっ?そんな強さじゃ復讐できない?
ふざけんなっ!
は?不死者は強くなれない?
そんな常識知らないな?
これは、最弱から成り上がり、最強になる話です。
投稿は遅くなるかもしれません折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-03-28 08:57:39
42569文字
会話率:50%
何気ない日常は、唐突に終わりを迎える。
世界の終わりを告げるもの、告死者。
彼らは数多の世界を滅ぼしていく。
滅びの雨により沈んでいく世界。人が生まれなくなった管理社会。魔法によって辛うじて繋ぎ止められた世界。
そして、失われた彼らの
世界。
告死者とは、世界の滅びから逃れた克死者でもあった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-04-12 05:00:00
32833文字
会話率:33%
「人間は、この世界において、究極的には、三択の存在性を強制される」
怪物になるか?
神と世界に従順な、無我の境地に至るか?
世界を否定し、観測者に至る為に、死者として、死ぬか?
怪物とは説明不要の怪物だ。
神の使途とは
、幸福を無価値とし、この世界を救い尽くすために、
神の如き無我、世界と一体になったかのように、
神から与えられる、神秘そのものを備えて生きる。
死者とは、一概には形容できない。
第一に、あるいはの疑問だが、
死んで、存在が無の状態で、生きるれるか?
疑問に思うかもしれないが、そのような存在性の矛盾が、両立する。
死者は、その存在性が、世界と、そこで生きる生者によって、完全に保証されているのだ。
特に、世界に存在する観測者は、世界を拒否した、いわゆる自殺者、そのような存在を優遇する。
一切の神秘を与えられなかったからこそ、世界の外側に位置する”観測者”に選ばれるし、含まれるのだ。
観測者とは。
この世の神秘を認めず、そのように見えるものがあれば、すべからく暴き散らす。
己の視界に映る遍く不可思議を、否定する。
その為に、己から溢れる既知感を駆使する。
世界が未知感、神秘という、無限大のリソースを行使するなら、観測者はその対極。
未知を初めからの既知に収めるように、知恵の奔流、観測者特権と呼ばれる”魔法”、それを迸らせるのだ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-01-11 04:29:46
30393文字
会話率:33%
突如召喚された12人。
神聖、呪言、人形、炎熱、氷雪、樹木、操作、拳闘、白兵、飛具、百獣、死人と書かれた宝玉。
一つの能力を選び、ダンジョンマスターとなって殺し合わねばならない。
そんな中、騙されて選択権を失い弱点の多そうな【死人】を選ぶ
羽目になる渡辺志麻だが、この死人とはゾンビの事ではなく死を受け入れたサムライ達だった!
痛みに怯まず、腕な脚を失おうとも戦いを止めぬいくさの申し子達を配下にして迷宮を造らないダンジョンマスターによる速攻攻略が始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-08-17 00:13:04
12463文字
会話率:26%