瀬尾本家の【第ニ継承者】として生まれた花凛だが、その出生に問題があり、幼少より【心穏やかでない】日々を過ごしてきた。花凛が6歳の時、本家の現当主がそれを見かねて遠縁の遠宮清衛門のもとに預け入れることを決める。一難を避ける形になった花凛だっ
たが……遠宮家は【古来より瀬尾家の隠密(おんみつ)を務める一族】で、清衛門はその一族を束ねる当主だったのだ。瀬尾家の現当主より【含み】を受けてる清衛門は、花凛と花凛専属のメイド瑠依子を一族の子弟たちを育てるのと同様の厳しい訓練を施す。これ以上、行き場のない花凛と瑠依子は清衛門の厳しい訓練にどーにか喰らいつき……高校1年になった現在では、圧倒的な身体能力と鍛え抜かれた肉体、どこで何が起きても生き残っていけるだろうサバイバル能力と知識、あらゆる格闘術を身につけた【お嬢様とはほど遠いソルジャー】に変貌を遂げた。だが……その数年前、清衛門は病で他界してしまう。清衛門は亡くなる直前、花凛を病室に呼び、後事を託すとともに【とある秘密】を遺言代わりに打ち明けた。それを聞いた花凛は思わず絶句したが……。
この物語は美少女も萌えも色気もまったくない?【歴史もの的お嬢様物語】です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-08-16 13:32:37
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会話率:26%