天猩奈月(てんじょうなつき)は中型客船での修学旅行中、船ごと見知らぬ海へと迷い込んでしまう。そして現れたのは地球では見たこともない生物、魔物だった。
ようやく辿り着いた帝国では安住の地を得られたかと思ったが、有事の際は徴兵されると言われ
る始末。命のやり取りを数度繰り返した奈月は冒険者にはならず、宿屋で働く運びとなった。
宿屋で働き友人もできた。しかし吟遊詩人が自身のハンドルネームと同じ名前、スターラティアという名前が刻まれた歌を紡ぐ。
そして異郷人の肩書は彼を放置せず、冒険者のクエストを手伝ってほしいと頼まれた。奈月は戦いの後に、黄金色の海を漂い懐かしい人物の声を聞く。彼の名は――。
これはへなちょこな美少年が、英霊の道を辿っていく物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-01 14:08:33
142081文字
会話率:55%
歌をうたい人々を癒す<歌紡ぎの巫女>アルカヌム。
悲しいことがあっても前に進んでいくのです。
知ってしまった、使命。亡き父と母の愛を知ったアルカヌム。
また新たな深い想いを知り強くなる。自分の国を守るため。
約束を守るため。
最終更新:2022-04-13 18:00:00
12864文字
会話率:37%
近未来。大工や事務員、清掃員などの仕事は全て機械化され、学校から、黒板や教科書、ノートはなくなった。ただ、機械化、電子化が進んだために、各国は情報による戦争を起こすようになってしまった。2067年には第三次世界大戦が起こり約1億人あまりの人
が死亡したが、軍艦や戦車、軍人による的国民の直接的な殺害は行われず、そのほとんどはサイバー攻撃等によりハッキングされたロボットの暴走が原因であった。2070年に戦争は終結。結果として各国の政治家たちはもう一度人間の軍隊を作ることを余儀なくされた。そして日本も。日本は各都道府県に軍事支部と養成学校を設置、12歳の少年少女(計約二万人を毎年入学させ六年間、学業はもちろんのこと、戦闘訓練や機脚訓練をさせるようになった。
これは、そんな狂った世界を生きる少年少女と、一人のアンドロイドのお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-11-16 21:11:47
326文字
会話率:0%
穴掘りが趣味の王子様と、愛されることを知らずに育った歌姫、そして歌姫に密やかな情熱を向ける男の物語。
ファレーナ王国の式典のために呼ばれた歌姫、マリエット。
聴く者の魂をゆさぶる奇跡の歌を紡ぐ、その歌姫の正体は、ファレーナ第一王子ノイッ
シュを狙う裏ギルドの刺客、リアンドールだった。
けれどターゲットであるはずのノイッシュに近づき、その優しさにふれるうちに、マリエットの心に迷いが生まれる。
過去に罹った病の後遺症は今もマリエットの喉を冒し、ギルドから与えられる薬がなければ遠からず死ぬことになる。
それゆえギルドの命には背けない。わかっているけれどーー
逡巡の果てに、マリエットが選んだものは。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-09-30 23:09:19
79165文字
会話率:34%
カナリア姫は今日も民の為に美しい歌を紡ぐ。 誰もが目を離せなくなるほど綺麗な少女。小さな唇からこぼれる美声には涙が止まらない。でも実際は行方不明(逃亡?)になっているカナリア姫の代わりに、双子の弟ジルスが女装して勤めている。そしてカナリア姫
の声をその場で吹き替えするのは執事であるサクラだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-04-04 23:11:52
3314文字
会話率:46%
カナリア姫は今日も民の為に美しい歌を紡ぐ。
誰もが目を離せなくなるほど綺麗な少女。小さな唇からこぼれる美声には涙が止まらない。でも実際は…。
「もう嫌だ!こんなドレス着てられない!」
「落ち着いてくださいよジルス様。素敵なお姿でしたよ」
カナリア姫を勤めるカナリア姫の双子の弟。そしてカナリア姫の声をその場で吹き替えするのは執事であるサクラだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-04-02 01:37:55
1348文字
会話率:51%
「あいつを、殺さないで」化け物は「本物」の勇者と家族になった。でも、こんな幸せ続くわけがない。そんなのとっくに知ってたよ。でも化け物は、愚か者は「もしかしたら」に希望をかける。
最終更新:2015-06-18 22:27:31
2261文字
会話率:34%
指揮棒を振りかざし、ピアノの音色が鳴り響けば、その唇で歌を紡ぐ。平凡な高校生、明日無は、ひょんなことからちょっぴり変な合唱部に入部することになってしまう。どこか変だけど、でも可笑しくて、楽しくて愉快で、あったかくて優しくて。楽譜を片手に今日
もまた、騒がしい1日が幕を開ける。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-11-10 23:35:07
11642文字
会話率:40%