しゃっくりがとまらない。
最終更新:2023-10-29 07:21:32
677文字
会話率:0%
「勇者君。君にだって親はいるだろう?」
それはおかしなことだった。
暗い渦に飲み込まれたかのようなその声は
眩暈がするかのように視界をぐらつかせ、
彼の内臓を嗚咽が出るほど横隔膜から押し上げ、
体の芯を硬直させ、末端を震わせた。
「私も
同じだ」
涙がポツリと流れ落ち、捻じ切れた。
魔王の息子(バタライ)と妹(フレス)が「遺されたもの」を収集するため各地を放浪する悪漢物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-01 00:00:00
795文字
会話率:57%
現実のわたしは日夜しゃっくりに苦しむばかり。けれどVRMMОの中ではいくら横隔膜といえど介入を許すことはない。ならばわたしは「そこ」で暮らそう。そうして出来上がった副産物的ゲーマーであるわたしがよく考えもせずに起動してしまった最新のVRMM
Оヴァスタヴィカオンライン。気づいたらしゃっくりをパッシブスキルに指定しまったわたしは、ゲーム内でもヒック、ヒャックと情けない声を上げる羽目になる。無双できたらいいな・・・無双したいな・・・しゃっくり止まらないな・・・折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-12 16:16:20
984文字
会話率:0%