名家の出ではあるが、ごく平凡な令嬢ヘルカ。
亡くなった両親、義兄が好き。何より婚約者で、近衛騎士を務めるオリヴェルを慕っている。
学業に励むかたわら、彼のもとを訪ねては稽古の応援をしたり、逆に励まされたりして、互いに仲を深める日々。
そんな
中、異世界から神子が現れる。
神子とは、魔物の脅威に晒されたときに現れる救世の乙女のことだ。
神子の護衛騎士にオリヴェルが選ばれると、彼らの仲が噂されるように。
そして学園卒業を間近に控えたある日、ヘルカは久しぶりに会ったオリヴェルから、「きみを愛していない」と冷たい態度で突き放されてしまう。
まるで魔法にでもかかったかのように。
そう。彼の目に不思議な紋様が浮かび上がり、その直後に彼の言動がおかしくなったのだ。
不審に思ったヘルカは、彼の心を取り戻す決意をする。
冷たくされるのはつらい。だけど好きだから。
すると、ときどき彼が正気に戻った様子で溺愛してきて――?
魔法にかかったかのように突然冷たい態度を取るようになった婚約者の心を取り戻すべく、ヒロインが奮闘する(※ただし、なぜかときどき正気に戻った様子で溺愛される)お話。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-08 21:21:43
3418文字
会話率:2%
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最終更新:2020-11-08 21:04:02
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最終更新:2013-02-08 12:00:00
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