西暦二〇五五年、人の意識を電磁場で再構成して行なう極超音速レース“キャノンボール”が人気を博していた。
かつて最強のキャノンボーラーといわれた亘理義孝は、今では酒と薬に溺れる負け犬である。そんな彼の元を訪れたのは、現役一位の番匠アーニャ。彼
女は、強すぎる自分にライバルがいないことをつまらなく思っていたのだ。義孝はアーニャの出走要請にも耳を貸さないでいるが……。
大切な家族がいる方の心に、この物語が届くと信じます。
※カクヨムにも投稿してます折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-03-16 16:11:16
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会話率:26%