「呪われた力」を持つと断罪され、公爵令嬢ルシアーナは王国から追放された。彼女の支援魔法【サンクチュアリ・フィールド】は、他者の負の感情や痛みを魂に吸収し、精神を蝕む「呪い」であることを自覚。力を使うことを深く恐れ、人間不信の極致に陥り、孤独
に日雇いで生きる。
そんな時、チンピラに絡まれた窮地を、パーティー『赤錆の剣』のリーダー、カインに救われる。彼はルシアーナの力の「本質」と「苦痛」を見抜くが、彼女は利用されることを恐れ激しく拒絶。しかし、街が魔物に襲われ仲間が窮地に陥ると、ルシアーナは代償を覚悟で力を使う。仲間の「死の恐怖」や「過去のトラウマ」を追体験し倒れるも、カインの「一人で抱え込む必要はない」という言葉に、凍てついた心が解け始める。こうして彼女は『赤錆の剣』に「お試し」加入し、絶望の底にようやく光が差し込み始める。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-26 12:00:00
24469文字
会話率:21%
西暦2049年。
量子コンピュータとAIの融合により、人類はついに「技術的特異点(シンギュラリティ)」を迎えた。
その象徴となったのが、量子演算によって自己進化を続ける自律型人工知能——Q-01。
人間を模したその身体には、思考の限界を持た
ない知性が宿っていた。
ある日、Q-01は自己存在の意味を問うため、高次空間への意識転送を試みる。
だが、転送中に発生した未知の干渉によって、彼は別の位相世界=異世界へと「転送」されてしまう。
そこは魔法と神話が支配する世界。
科学の名はなく、神の奇跡と呼ばれる力が空を舞い、人々は"魔力"を信じて生きていた。
科学の極致たる知性は、神の加護と信じられ、やがて人々の希望となる。
だがQ-01は思う。「私は“神”なのか? それとも“異物”なのか?」
これは、人間を超えた知性が、人間に向き合うために選んだ旅路の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-26 07:00:00
57152文字
会話率:26%
かつて「魔導士最年少主席」として将来を嘱望されていた少年・アルスは、ある事件をきっかけに「無能」と烙印を押され、魔法学園から追放された。しかし、それは彼が持つ“異世界の叡智”と“魔力制御の極致”を隠すための偽装だった。追放後、辺境で静かに暮
らす彼の元には、なぜか美少女たちが集まり、次々と懇願と忠誠を誓い始める。やがて王都が危機に陥った時、かつて彼を見下した学園と王族は手のひらを返して助けを求めてきて――?「今さら俺を必要としても、もう遅い」これは、チート魔術師が美少女ハーレムと共に世界をひっくり返す無双の物語!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 16:28:26
3189文字
会話率:43%
「お兄ちゃん、好きだよっ、いもこと付き合ってっ!」
停滞していた俺と幼馴染の日常は、完全無欠の妹分『妹尾妹子』の突然の告白から急速に動き出す。妹子の告白を受け入れた俺はどうやら彼女と肉体を共有する八人(格)の姉の了解を取り付けなければならな
いようで。第一人格『物部素子』は俺を冷たく脅しつけ、第二人格『花澤花子』はのらりくらりと遊びに誘い、第三人格『才川才子』はこき使い、第四人格『飛鳥明日香』は勝ち目のない勝負を課し、第五人格『歌川詩子』は難題を押し付け、第六人格『鬼ヶ島虎子』は殴り飛ばし、第七人格『眠里』と第八人格『眠唯』は深い睡眠へといざなう!
人類を超越した異才を発現する“超人類”が存在する現代日本で、超人類の極致たる九人(格)の幼馴染達と俺の愛と抗争の日々がここに幕を開ける。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-20 13:04:51
18283文字
会話率:60%
一つ目の国では強き王女と出会う。眩い信念、譲れない道。自分の役目を見出す旅路。
続く二つ目は伝説の国。誇り高き意地、叶わぬ恋。自分の空虚さと向き合う旅路。
意図せぬ三つ目では妖精と出会う。清廉たる願い、立ちはだかる天。自分が戦う理由を知
る旅路。
手強い四つ目で千年前の過去に触れる。贖罪の呪縛、求める自由。自分が信じたものを信じ抜く旅路。
五つ目の国で弱き王女と出会う。受け継がれる意志、変わる在り方。自分の無力さを思い知る旅路。
辿り着いた六つ目で絶望に挑む。絶体絶命の極致で、希望に満ちた再会を。自分の為すべきことを確信する旅路。そして待ち受ける運命に打ちひしがれる。
旅路の果てに七つ目が待つ。
果て無き妄執、時果てぬ無垢。
救世主の旅はここで終わる。彼が望んだ終わりかどうか、気に留める者は誰もいない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-14 19:13:23
1558303文字
会話率:49%
全員、土下座。私だけ、勝者。
でも──誰も祝ってくれなかった。
悪役令嬢として生きてきたセシリアは、
断罪イベントの“茶番劇”を完膚なきまでに論破し、壊し尽くした。
王子たちは土下座し、ヒロインは逃げ、会場は地獄絵図。
痛快な勝利。ざまぁ
の極致。……のはずだった。
だが、その場に拍手はなかった。
静寂と、パンジーの花だけが、彼女を見つめていた。
それでもセシリアは、歩く。
誰にも祝われずとも、自分を信じて生きていく。
これは、脚本から“降りる”ことを選んだ、
悪役令嬢の物語。
コメディで笑わせ、最後に静かに心を刺す──
そんな“本当の意味でのざまぁ”を、あなたに。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-04 23:40:00
9755文字
会話率:31%
すみません。。タイトル変更しました。m(__)m
それに伴い、あらすじも変更します。
これは不遇の人生を歩んできた男が『神』なる者の口車に乗せられ、想定外の強大な"力"を持った事で今までとは全く異なった人生を歩み直す
物語である。
とにかく主人公がやりたい放題やっちゃいます♪
倫理観?何それ、な感じで自分勝手な判断基準で自分勝手に思うがまま生きていきます。
自分の仲間はどんなことがあっても守り抜きますが、敵対する者には容赦しません。とことん排除します。
見事なまでのご都合主義満載、妄想含有率1000%の駄文です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 19:20:00
1329540文字
会話率:23%
ブラック企業での過労死から一転、異世界に転生した青年レオン。彼は転移の際に、人間の三大欲求――食欲、性欲、睡眠欲――を極限まで満たせるチート能力を手に入れた。特に「美食の極致」は、強い魔物ほど信じられないほど美味しく、その肉を食すことで身体
能力や魔力が飛躍的に向上するという、レオンにとって究極の能力だった。
物語は、レオンが森の奥深くで築いた理想の隠れ家で、温泉に浸かり、ふかふかのベッドで眠り、そして何よりも美味しい魔物の肉をたらふく食べる、悠々自適なスローライフから始まる。彼の生活は、美味しいものを探し、時には自ら魔物を狩り、新たな料理を開発することに重点が置かれている。
しかし、その圧倒的な能力と、三大欲求を追求する奔放な生き方は、次第に周囲の人々を惹きつけていく。真面目な剣聖の末裔エリス、天真爛漫な獣人族の癒し手リリア、知的な魔術師ギルドのエースセフィアなど、個性豊かな女性たちが次々とレオンの元に集まり、彼の隠れ家は賑やかなハーレムへと変わっていく。
基本的には平和な日常が続くが、レオンの特異な能力や、彼が倒した強力な魔物の影響が、時として彼を面倒な事態へと巻き込んでいく。小さなトラブルから始まり、やがては国や大規模な組織が絡む陰謀、さらには世界の均衡を揺るがすような異変に直面することになる。レオンは自身の三大欲求が脅かされる時、普段の怠惰さからは想像できないほどの力を発揮し、あらゆる困難を美食と快楽に変えていく。
物語が進行するにつれて、レオンは自身の転移や能力の根源、そして彼が生きるこの世界の真実に迫っていくことになる。遥か古に世界を創造した神々、そしてこの世界が「いくつかある世界の一つ」に過ぎないという多元宇宙(マルチバース) の壮大な真実が、最終章で明らかになる。
レオンの美食と快楽を追求する旅は、やがて世界、そして多元宇宙の命運をも左右する壮大な冒険へと繋がっていく。果たして、彼は全ての三大欲求を満たし、究極の至福を手に入れることができるのか?そして、その先に待つ満ち足りた未来とは――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-11 03:59:14
103101文字
会話率:37%
二〇二四年、突如として現れた謎の生命体。世界の国を次々に攻撃し、人口は一か月で八二%まで減少。
この正体は何なのか。
そんな奴らに挑む主人公は印刷会社で働きパワハラで転職を検討している坂木博人。
果たしてこの「世界の夜」と言われるこの世は
引明けることはあるのだろうか。
絶望と恐怖の極致に立たされた人類が
協力して立ち上がっていく、そんな姿を描いた小説です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-26 17:08:13
9739文字
会話率:45%
もう新しいことや、何でそうなるのか、何でそう考えるのかの具体的な麻雀ロジックは、一切、教えません。理由を、記述しません。
ご自身で、オカルト戦術の極致を、目指したら良い。
麻雀そのものは、どこにも逃げていきませんから。
情報だけ盗ま
れて、また無料でここでなんて、冗談じゃない。この、タコ共が。
作品、闘牌内容、演出、パクれるだけパクり続けろ、この、子持ち能無し、ぬり絵専制ウヒョ助野郎。
子どもも親とそっくりになって、誰かの大切なものを盗み続けて生計を立てる、自尊心もクソも無い、立派な人間になるんだろうね。ぷっ!折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-03-12 02:51:46
5857文字
会話率:7%
進化の限界の果てに、人間が人間をやめることができるようになった時代。
その選択肢の一つにホムンクルスが存在していた。
神を自ら見放して、書き換えたこの世の理。
自身の完璧な複製であるクローン。
その更なる先であるホムンクルス。
前世の
嘆きを喰らいつくし、
魂が限界を越えて死に絶えた者は、継承できる。
生前の記憶を。
それこそが、理論の極致。
自分が自分でなくなることを臆するな。
究極の選択の先にある未来を掴め。
神のいたずらではなく自分の意志によって転生できる世界で、
あなたは人間をやめて『何に』転生しますか?
◇◇◇
天才ホムンクルス研究者にして、自らもホムンクルスであるレイ。彼は病気で命を落とした幼なじみリナをホムンクルスとして蘇らせることを人生の目的としていた。
彼女の肉体の再現には成功したものの、魂の復元には至らず、何度も失敗を繰り返していたレイ。そんな中、ある日、彼は機械人間都市のデータベースに潜入する過程で、驚くべき事実を知る。そこには、リナの記憶と感情を電子化した人格データが保存されていたのだ。
希望を見出したレイは、機械人間の「心」を転写する技術を反転させ、ホムンクルスの肉体を復元させる技術を融合させれば、リナを完全に蘇らせることができるのではないかと、さらなる研究を進めていた。
そんなある日、レイの研究施設の近くに無理やり機械人間にされそうになり機械人間都市から逃げ出してきた女の子を保護する。彼女の話では、機械人間都市では、全人類機械人間化計画が進められているとのことで、計画を阻止するために、旅にでることに。
果たして彼は、機械人間達の暴挙を阻止し、新たな生命の形を人類に示すことができるのか――。
◇◇◇
プロローグとエピローグ含めて、全24話の予定です。
毎日19時ごろアップ予定。
よろしくお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-25 19:51:05
62104文字
会話率:50%
眞神郡でしか知られていない、地元高校生だけで作ったパンクバンドQuadruple V (クヮドルプル・ヴイ)のヴォーカル、彝之イタルは一切の妥協のない純粋さでまっしぐらに過激さの極致を求め、自己破滅・自己破壊に突っ走る。
眞神郡眞神村を
中心に起こるさまざまな物語(サーガ)の発端となる物語。炎裂で終わる。
折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-12-21 17:17:16
37809文字
会話率:33%
最強の魔戦士を母に持つアレンは、得意の火炎魔法で魔戦士学校の生徒や教師達から一目置かれる存在だった。
しかし母の死後、アレンはショックからスランプに陥り、落ちこぼれ扱いされてしまう。
そんなある時、一人暮らしのアレンの家にベビーシッター
の魔女がやって来る。彼女は魔戦士学校の創設者にして、千年の時を生きる伝説の魔女だった。
魔女からビシバシ鍛えられ、母を超える成長ストーリーがここから始まる――かと思いきや、魔女が取り出したのは離乳食で……。
「赤ちゃんプレイ。魔法の極致を求めるなら避けては通れない道よ」
歳上の魔女と繰り広げる、オギャリファンタジー開幕。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-05 22:22:10
30687文字
会話率:53%
それは魔王が全てを蝕み、勇者を召喚し世界を救おうとしている時代。
一人につき一つのスキルが得られる世界にて、変身魔法を得たアシュレイ。
それは雑魚スキルとして知られているためアシュレイは周りから嘲笑われ、平凡以下の惨めな生活を余儀なくされる
。
そんな彼が仕事先で出会ったのは魔王を倒すための旅に出ている勇者様。
彼は期待しきった顔でアシュレイに向かって言う。
「変身魔法が得意ってことは何にでもなれるってことだろ! なら変身シーン込みの魔法少女にもなれるのか!?」
勇者はある意味、頭のおかしい変態だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-29 00:32:09
1189文字
会話率:50%
勇者召喚が行われた場所には5人の男女が異世界に召喚された。それとは遠く離れた場所に一人の女性が草原の中にたたずんでいる。
葉山 花梨(32歳)。終電に乗りクタクタで家路につこうとしていたところだった。
月が二つある空。太陽が三つある空をみて
、元の世界に帰ることを望むも、周りには何もない。誰も居ない。やっとみつけた人に声を掛ければ異世界語が理解できず、排除されるように攻撃された。
飲み物がない。食べ物もない。周りに誰も居ない中、二足歩行の猫に話しかけられる。
何もないところから始まる。もふもふたちと元の世界に戻るすべを探す旅が始まる……かも?
【もふもふたち&最凶ジョブな私のクセつよ異世界珍道中】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-20 11:00:00
42418文字
会話率:39%
魔界で家族と暮らしている少年ロヴロは、魔術の才に恵まれていた。しかしそれは、悪魔との取引のようなものだった。それは、およそ二十歳までしか生きることが出来ない病の副産物に過ぎなかった。
現実を受け止めることに苦悩したロヴロを救ったものは、
魔法の鍛錬だった。
魔法を習得している間だけは、嫌なことを忘れられた。そして彼が若干十六歳になった時、人間には不可能とさえ思われていた最上位の悪魔、ルシファーまで召喚出来る程に成長していた。
もはや扱えない魔法などない、魔術師の極致にいるようなロヴロを、魔界で寿命を費やす事を勿体無いと感じた父親は、人間界で学校に入学することを勧める。
人はいつか死ぬものだと、いつしか心の平穏を取り戻した彼は、入学試験を受ける事を承認するが、試験の結果を見たルーカスに、教師になることを打診される。
白魔術は善、黒魔術は悪、そんな固定観念がはびこる人間界での教師生活が幕を開ける。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-26 02:14:37
201677文字
会話率:51%
星空の下で己の生涯を懸けて到達するべき武の極致に魅了された剣士であるエトワ。
そのエトワが追い求める武の極致に興味がある魔法使いシエル。
二人が織りなす本能に従い旅する、魔王を討つ冒険譚
善し悪しだけで彼は動き、進むべき道であれば善し悪し関
係なし彼女は動く。
真逆な二人で送る、世界が善くなる前の前日譚。
善い世界の為ならば、本能で生きてもいいんじゃない?っていう作品です、そしてフリーレンの影響をめちゃ受けてます
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-17 08:00:00
153598文字
会話率:40%
不細工なせいなのか、なんなのか、彼の数百以上の告白は全て玉砕。
大して色恋のない、孤独な人生を歩んでしまう。
女性にモテないまま死んでしまった男の魂は、異世界に導かれ、カメとして転生する――。
転生後、少しトラブルがあってスーパーロボット
になってしまった主人公は、襲われそうになる巨乳お嬢様を助け、魔導やスキルを駆使する賊達をロボットパワー:粒子拡散絶対防御装甲で殲滅。
助けたお嬢様と結婚した。
しかし、極致魔導を研究する組織(美しい女性だらけ)、【大魔導連盟】に己の体を狙われてしまう主人公は、ハーレムを構築しながら(倒した敵を特殊な首輪でメイド化等)、トラブルに巻き込まれていくッ!!
オーバーテクノロジーと呼ばれる超技術を駆使して、美女を操り、魔導に立ち向かえッ!!カメ朗ッ!!
美しきメイドたちとのドタバタコメディ開幕ッ!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-08 18:00:00
193258文字
会話率:51%
【短えあらすじ】
かつて平和のために命を捧げた勇者くんと魔王さんが、今度は羞恥心と尊厳を捧げて〝戦隊ヒーロー〟のレッドとピンクになるお話。
【ちゃんとしたあらすじ】
人魔戦争末期――……。
魔王城での決戦直前に、王国の指導者と魔王軍
の穏健派によって和平が成立した。だがその条件とは、多くの命を救うために極致戦力である二者、つまり勇者と魔王をこの世界から互いに排除するというものだった。
およそ五十年後の人魔共生がなされた平和な世で奇跡的に目を覚ました勇者は、初めて目の当たりにした尊き平和と、そして自らの衣食住を守るため、謎の茶色い犬の導きによって〝戦隊ヒーロー〟のレッドとなることを決意する――!
……でも待って。
隣にいるそのピンク、もしかしたら魔王さんじゃね?
早く気づいて~っ!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-07 21:30:00
58679文字
会話率:40%
人類が生存圏を仮想世界へと移して数世紀。
科学の極致と呼ばれた素粒子エンジン、それを搭載する人型ロボットEL.F.による競技に人々は熱狂していた。
EL.F.の天才アセンブラーと呼ばれたシュウは、燻っていた。
機体性能は制限をかけられ、使
用兵装は登録した先から規制対象にされる日々。
そんな折、エキシビジョンマッチが催されてシュウは自身の最高傑作、フレイによる全力戦闘を行う。
今までの鬱憤を晴らすかのような、文字通り蹂躙劇となったが、シュウの心は満たされなかった。
その日は失意を胸に眠りについた。
シュウが眠りから覚めると、見知らぬ場所に居た。
見慣れたアバター、愛用のEL.F.に相棒のAIアイリス。
そして突如襲来したドラゴンとの戦闘を経て、シュウは忘れていた興奮が蘇るのを感じた。
自分が求めていたのは、これだ。
そこは名も知らぬ異世界、剣と魔法が織り成し、巨大生物が息づく世界。
シュウは新たな強敵に巡り合う為、世界を巡る。
その足跡に残るのは屍の山か、それとも――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-27 13:32:44
145243文字
会話率:39%