カルフェ王国の第二王子である僕、エキセルソ・レオ・アムハルには幼い頃からの婚約者カルア侯爵家ラテーナ・カルアがいる。
彼女はいつも変わらず美しいが、今日に限ってその美しさに陰りがあると思ったら、急に「じ、実は私、悪役令嬢なんです……!!
だから私との婚約を破棄して下さいませ!!」などと言い出して……。
ああ、任せてラテーナ、一体何に思い悩んでいるかは知らないが、その悩みは全て晴らして見せるからね。
◆またしても何も知らないゲーム本来の主人公こと、ミルフィ・クリミアさん
「あれ、ここは私の知ってるゲームの世界観だと思ったんだけど……なんか入学式前に校門で魔獣に追いかけ回されるし、自分のクラスも聞いてたのと違って……え、今度はドラゴンが授業に乱入!!? いやぁ、なんで私がこんな目に!!」
*
《婚約者を溺愛しまくる転生者とかではない王子様》が、ゴリゴリにシナリオ改変して 《それに巻き込まれた本来のゲーム主人公の子》がなんか色々と酷い目に遭いながら頑張ったりします。大体そういうお話です。
改変された世界と、彼らが辿り着く明日は一体どっちだ!?
【更新予定】
初投稿日(4月24日)は17時20分、22時20分。翌日の7時20分、17時20分のと1話~4話までの連続投稿を行い、それ以降は毎日17時20分の予約投稿になります。
エピローグを含む全58話での完結予定ですので、一気読みしたい方は以下の投稿予定日を参考にしてくださいませ。
最終話(57話)の投稿予定日6月17日
エピローグ(58話)の投稿予定日6月18日
※本作はアルファポリスにも同タイトル、同作者で投稿されている完結作品の改稿版です。若干の変更点があります。
途中シリアス展開もありますが、最後はハピエン保証です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-07 18:10:00
123891文字
会話率:48%
商売大好き飯母田つむぎは、花の高校2年生。夢は実家の和菓子屋の味を、世界中どこでも食べられるようにすること。次なる販路を開拓するため、金持ちの子女ばかりが集う全寮制高校『宝来学園』にて、日々精力的に販促活動に邁進中。学園の王子や、特別寮の
有名人たちともいつの間にか知り合い以上になっているけれど、そんなことよりお菓子を売りたい。
と思ったら、入学式の朝、校門前で顔を合わせた美少女新入生から、出会い頭に「お継母様!」と呼ばれて纏わりつかれることに!? 子どもを産んだことも、養子を取った覚えもないですよ! おまけに、これまた見知らぬ新入生から、「最強の悪役令嬢とヒロインがなんで!?」なんて叫ばれるし……アクヤクレイジョウ何それ美味しいの? あ、ウチのお菓子は美味しいですお一つどうぞ。
――これは、前世の記憶なし無自覚チート女子高生が、前世の記憶まみれな人々に囲まれて、乙女ゲーム世界のフラグをばったばったと薙ぎ倒していく、お話。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-07 09:00:00
90112文字
会話率:48%
俺に話しかけてるのか?……俺がドライバーXだ」
高校生にバイクは違法?知ってるよそんなの。
でも俺には、“誰かを運ぶ”っていう、逃げられねえ役割がある。
俺がバカなのか、正義の使者なのか、それともただの寂しいやつなのか。
……その答えは、
まだ俺にも出てない。
叔父のCB400で、俺は夜な夜な依頼人を送り届ける。
校門からゲーセン、ドールハウスみたいな家、質素すぎる祖母の家——行き先はみんな、どこかズレてる。
そんな俺の前に現れたのが、元・幼馴染の白峰アイリ。
恋人みたいに甘くて、でもなんかぬるくて、
……この関係、ミルクティーみたいで気持ち悪い。
誰とも喋らない。記録もない。存在感ゼロ。
……おい待て、それって人としてどうなんだ?
この非合法な夜の革命劇、
もしかして最初から、“俺ひとりの妄想”だった説、あるぞ?
バイクで孤独を運ぶ、青春ど真っ逆さまストーリー。
痛さ全開、ズレっぱなしの俺が暴走する。
——これが、俺たち(俺ひとり)の、
“非合法ラブコメ学園革命”だ。
タイトル 「お前に問う。陰キャの非合法ラブコメはミルクティー風味か?」
毎週金曜日 18時に更新!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-06 16:48:15
10984文字
会話率:17%
春から高二の竜崎陽馬は新学期へ変化を期待していた。
逆に、双子の妹の竜崎巳月は変化を望んでいない様子だった。
新学期初日の登校日に二人の奇妙な転校生と出会い、その転校生の一人から放課後に部室へ連れられ、強引に女子の先輩へ引き合わせら
れる。
その後、校門の前で待っていたもう一人の転校生に「女を紹介する」と言われ着いていくと古武術の道場で後輩女子と引き合わせられる。
新学期になって急に浮いた話に巻き込まれるが、事は思わぬ方向に進み、二人の転校生が実は未来人で、それぞれ魔術と科学の二派閥に別れ、未来で新興国の王となった主人公の妻を決めるため、二人を結びつけようと画策していたのだった。
さて、主人公は一体だれを選ぶのか。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-01 15:06:31
103609文字
会話率:43%
参宮橋公立男子高等学校(略して参宮男子高)の劣等生としてクラスから浮いていた阿久津立輝(あくつりつき)。いつも通り、家に帰る為に靴箱に向かうと会いたくない相手に会ってしまう。その生徒の名は桧崎秀(ひのさきひで)。秀は校門に逃げた立輝を追いか
け、一緒に帰る事になる。その関係が色々な出来事を起こす──!
これは劣等生四人が音楽で繋がる物語。
「はぁ〜今日だるい…日野の授業が…」
いつも気だるげでクラスから浮いている劣等生、阿久津立輝(あくつりつき)。
「オレは自分のしたい事しかしねぇよ。放っておけよ。」
破天荒な性格で、素行が問題の劣等生、三宮卓実(みつみやたくみ)。
「俺、音楽好きなんだよ!宜しく!お前は何て言う名前?」
まだ常識はあるが、テンションが妙に高く、情緒不安定になりやすい桧崎秀(ひのさきひで)。
「うん。そういう感じで良いよ。君も中々やるね。」
一見、ただの優等生だが性格が悪い本性を隠して生きている区川啓斗(くかわけいと)。
劣等生四人が音楽で繋がる時──
かつてない"劣等生"らしい音が鳴る──。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-31 18:35:36
3982文字
会話率:71%
ボッチの学生コウジ・イバナは「彼女が欲しい──モテたい──」と願いながら過ごした冴えない三年間の高校生活を終えようとしていた──
卒業式の日──クラスメートの女子に呼び出された校門の前で陰湿なイジメが原因でコウジは不慮の交通事故にあって死ん
でしまう──
死に際にコウジの頭に浮かんだのは「モテたい……!」という最期まで叶わなかった強い想い──それだけだった──
車にはねられた直後──死んだはずのコウジは天界で目覚める──
そこには駄女神がいて──コウジの手の中には彼が死に際に握っていた自身の制服の第二ボタンがあった──
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-31 06:20:00
12385文字
会話率:43%
小学校の校門に突如出現した謎のオブジェに入った者は誰も帰ってこなかった。親王時尊はそこに入ったのだと後輩のDに言われ狼狽える。回想の末に親王時尊のたどり着いた場所とは。彼らは人類滅亡に抗うための突然変異なのか。超人小学生宿命の物語。
最終更新:2025-05-30 02:10:00
33975文字
会話率:44%
主人公は“殺し屋”。ある日、彼に新たに下された任務は、世界的な大富豪・白川家の当主を暗殺すること。そのために彼は、当主の一人娘・白川七海が通う「霧ヶ峰高校」へ潜入することになる。
「高校生」としての仮面をかぶりながら始まった新学期。だが、
その校門の前で彼が目にしたのは、圧倒的な存在感を放つ少女、白川七海だった。彼女の一瞬のまなざしに、殺し屋であるはずの彼の心が、わずかに揺らぐ。
冷徹な任務と、芽生え始めた感情。
果たして彼は、彼女に近づき、情報を引き出し、そして父を殺すという任務を遂行できるのか。
それとも、この出会いが、彼の運命を変えていくのか——。
“殺し屋”と“財閥令嬢”、決して交わるはずのなかった二人の物語が、静かに動き始める。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-05-29 19:09:28
3168文字
会話率:15%
若い高校教師・北川亮太と教科担任する高三クラスの田村琉璃は恋人、もちろん禁断の恋。その秘密裏の恋に、不条理で理不尽な無言の圧力を感じる亮太。「愛」と「教師としての倫理観」のはざまで揺れ動く心。そして、まさかこんな驚くべき結末を招くとは……。
【この作品はフィクションで、実在の事件、人物、学校等とは一切関係ありません】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-28 21:00:00
8461文字
会話率:30%
名門・私立無冥学園。
全国トップクラスの偏差値を誇るその学校に、特待生として“転校”した俺の未来はバラ色のはずだった。
——校門をくぐるまでは、そう信じてた。
案内された先は、朽ちた通用口。
待っていたのは、鉄パイプ片手の生徒たちと、暴
力が支配するスラム区。
そう、この学校には存在してはいけない“裏区域”があった。
記録上「存在しない生徒」として扱われた俺、ライガは、
教科書すら支給されない無法地帯で、“生きること”から始めることになる。
だが俺には、転校生だけが持つ特別な「裏管理権限」があった——!
ここから成り上がる。
この地獄みたいな学校ごと、俺がぶっ壊してやる。
笑えて、熱くて、ちょっと感動する学園スラム逆転劇、開幕!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-18 21:29:22
60600文字
会話率:47%
「な、な、なああぁーーー!! 思い出した!」
ヴァイオレットは公爵令嬢。貴族も平民も一緒に学ぶ聖フォーサイス学園に入学する日、校門をくぐった瞬間前世を思い出した。ここ、乙女ゲームの世界だ――しかもよりによって悪役令嬢に転生してしまっている
。
イヤー! だって悪役令嬢なんてめんどくさいんだもの。それに、攻略対象達もなんか変? 同じく前世を思い出した悪役令嬢ユージェニーと、三年後の断罪回避のためあれこれと画策していく。
中身はアラサー、ポンコツでちょっと天然な三人の悪役令嬢達が、いつの間にか周囲を味方に付け、思いの外楽しい異世界ライフを送るお話。ハッピーエンドです。
異世界グルメも出てくるよ。(わりと庶民派)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-16 07:21:36
248665文字
会話率:68%
「ふつうって、なんだっけ?」
高校1年生の美緒は、“ふつうの女子高生”を目指して生きてきた。
目立たない髪型、無地のペンケース、スカート丈はジャストが基本。
だって、目立つと笑われる。笑われると、傷つく。
“ふつう”でいることは、美緒にと
って、最大の防御だった。
そんな彼女の“ふつう”が、ある日、あんパンひとつで崩壊する。
「お願いっ!そのパン……一口分けてっっ!!」
現れたのは、朝から全力テンションであんパンを土下座レベルでねだってくる、美形の先輩・神谷ルカ。
茶髪ふわふわ、制服ラフ着崩し、でも中身はド天然。
そのギャップに、思わずパンを分けた美緒は――その日から“ふつうじゃない日々”に突入する!
次の日、校門で待ち構えていたルカ先輩に手の甲にキスされ、女子の悲鳴があがり……中庭でお茶会する先輩たちに巻き込まれ……なぜか“変人カルテット”に勧誘され……!?
白鳥ミレイ先輩は優雅に紅茶を注ぎ、栗本かおる先輩はかわいすぎる顔で毒舌を吐き、黒崎俊先輩は静かに核心を突く。
そしてルカ先輩は、今日も美緒の“ふつう”を崩してくる。
でも、不思議だった。
“ふつう”じゃない毎日が、いつのまにか愛しくて、楽しくて――
変わっていく自分が、ちょっと好きになっていた。
だけど、恋はすれ違いの連続で。
信じてほしかった。伝わってると思ってた。
だけど、届いてなかった想いに、涙がこぼれそうになることもあって。
あのとき、あんパンを半分に割ったみたいに。
ふたりで、気持ちを半分ずつ、わけあえたなら。
どこまでもポップで、ちょっぴりほろ苦くて、
まっすぐで、不器用で、でもちゃんと“恋”な青春。
**
ふつうを卒業したいあなたへ贈る、
ちょっと変な先輩との、
ふつうじゃないラブコメ、開幕!
**折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-10 10:40:02
93210文字
会話率:34%
学校帰りに校門で待ちかまえていたお父さんに拉致られました。
「今日からあの人たちのところに住むから」
突然引っ越しってナニゴト!?しかも引っ越し先は記憶も朧気な幼馴染の家とか…!説明ぷりーず!!
『私の世界はお父さんを中心にまわっている』を
地で行く重度のファザコンが大好きな父親に振り回されながら周りを振りまわすお話。
『白き薔薇は夜闇に抱かれて微笑む』の龍哉の義娘とイヴェールとエアル息子のお話。
この作品だけでも楽しんでいただけると思います折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-09 18:35:32
254842文字
会話率:44%
激しい雨が降り注ぐ放課後。
校門の前で車に跳ねられた女子生徒がいた。
その場には女子生徒の雨合羽だけが残され、
女子生徒は別の場所で無事に発見された。
車に跳ねられたのに無傷、残された雨合羽と激しい雨、
学校では、液体人間の怪談として話題
になっていた。
車に跳ねられたはずの女子生徒の身に何があったのか。
その女子生徒本人が自ら謎を解くために調査に乗り出した。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-04 20:23:27
5145文字
会話率:28%
この町、『ギルティの町』では、色んな噂が四十五日飛び交っている。
『ねえ、知ってる? こんな噂があるの。夕方から夜の時間に、薄暗い路地の中に足を踏み入れ、そこで何かを口に含んだら‥‥‥〚狐姫〛が現れて、魂を奪われちゃうんだって!』
『こ
んな噂を聞いたの。四時四十四分に学校の校門を出た人は、死者の魂が集まる、〚霊界〛に導かれちゃって、二度とこの世界に戻ってこれなくなっちゃうんだってさ!』
『ねえねえ、知ってる? 〚フラワーくん〛の噂! え? 知らない? それなら教えてあげる! 植物を雑に扱ったりすると、〚フラワーくん〛っていう恐ろしい植物の怪物に襲われちゃうんだって! 何? そんなの子供だましだって? 植物を雑に扱う人なんてたくさんいるって? そうだそうだ、一つ大事なことを言い忘れていたね! 〚フラワーくん〛は、餡子が大好物でね、植物を雑に扱い、24時間以内に餡子を口にした人だけ襲うらしいよ! ん? 言うの遅すぎるって? 一時間前に餡子を食べて、さっき植物を雑に扱ってきたところだって? それはまずいよ! 〚フラワーくん〛に襲われちゃう! あ。き、君のすぐ後ろ‥‥‥。 ま、巻き添え食らいたくないから、私はこれでっ!』
噂たちは人々に恐怖心を抱かせ、また人々の心を躍らせていた。
孤独な狐姫、寂しがり屋の幽霊、大食いのフラワーくん。
個性豊かな妖怪たちは、今宵も人間にいたずらを仕掛けに人間界へと飛び出した。
さあ、今回は何の妖怪の話をしようか。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-05-02 14:18:21
5799文字
会話率:37%
「阿部も今帰り?」
体育祭前日、日もすっかり暮れ、誰もいなくなった下駄箱。体育祭の準備で帰りが遅くなった阿部紗和は、同じクラスの白井智輝に、声をかけられた。
「うん」
なんとなく連れだって帰路に向かう二人。紗和は、白井と並んで歩いている
ことに、ドキドキしている。
校門を過ぎ、バス停まではあと少し。
そんな二人を、月が見下ろしていた・・・。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-20 20:00:00
2332文字
会話率:50%
その名を笑うな。伝説はいつも、ふざけた名前から始まる。
転校初日、校門前で爆発パンに見舞われた破壊王パコ朗。
彼が迷い込んだのは、校則よりテンションが支配する謎の学園――私立ぱこひゅーん学園。
次々と現れる濃すぎる仲間たち、
四つん這
いの儀式、突っ込み禁止の校則、
そして“笑い”が世界を救うとか救わないとか……。
ギャグとシリアスが交錯する中、
ふざけながらも本気でぶつかり合う青春の日々が始まる。
笑え。叫べ。ふざけろ。
最後に世界を救うのは、真剣に“バカ”を貫いたヤツだ。
──ようこそ、ぱこひゅーん学園へ。
名前の意味は、読めばわかる。たぶん。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-29 11:36:33
4835文字
会話率:34%
王立アカデミーは、まるで中世の大聖堂を思わせる荘厳な外観と、最先端の電子黒板やICカードを日常的に使う現代的設備が融合した不思議な学園。高校2年の朝霧 清夜(あさぎり しんや)は、部活に追われる日々を送りながらも、恋人の優依(ゆうい)との時
間を大切にしたいと願っている。
ある金曜日、部活が臨時休みになったことで「今日は絶対に早く帰る!」と意気込む清夜。だが放課後、廊下で足を踏まれたり、スマホを忘れたことに気づいたりと、次々とトラブルに見舞われる。しかも、中世風の広大な校舎は迷路のように入り組んでいて、なかなか校門までたどり着けない。
痛む足を引きずりながら校内を右往左往するうちに、女子生徒と接触してドキリとするシーンにも巻き込まれ、気づけば帰宅が遅れていくばかり。果たして清夜は、待ってくれている優依のもとへ無事に帰りつくことができるのか?
中世の荘厳さと現代のドタバタが入り混じる学園を舞台に、騒がしくも笑いが絶えない青春ラブコメディが幕を開ける。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-24 01:44:12
4470文字
会話率:31%
出会い(璃桜Ver)
桜の花が散る中にとても綺麗な人が手を伸ばしていた。
その人は偶像を地上に残し、虚像が空に飛び出し桜の花に溶けて消えるようだった。
消えて欲しくなくて、僕は思わずその人の手を掴んでしまった。
驚いた表情のその人は僕の手
を振りほどき、校門の中へと消えていった。
―― しまった。入学早々、いきなり変な行動を取ってしまった。 ――
僕・千義璃桜は妖が視える。幽霊とも話すことができる。
そして、多くの神の加護を持っている。
祖父と叔父は神職(陰陽師)として働いており、
姉も神職に就くべくその方面の大学へと進んだ。
そして、弟の桜珠は化け猫“ロウ”の新しい主人となった。
化け猫の転生恩返しで成長した 璃桜の別のお話です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-23 13:19:11
10609文字
会話率:30%
桜舞い散る中、新入生がまだ自分のサイズに合ってない制服を身に着け高校の校門を通っていく
でもそんな新入生に混じって俺、霧雨陽都は誰にも目を合わせず歩いていた。
最終更新:2025-03-20 19:00:00
14493文字
会話率:53%