第一部【第一章~第十四章まで】オルセン帝国の最果て、メテルリオンまでの旅の物語。
記述暦一八〇八年オルセン帝国、荒くれ者の町グリアモの駐屯兵団に属する軍人ヴェルナーは、ひょんなことから、貴族カテラ=ジュンアの旅の護衛を引き受ける事になる。
目的地はオルセン帝国の最果てメテルリオン。軍上層部の妨害にヴェルナーたちを襲う謎の影、そして戦争。全てを乗り越えた過酷な旅の先に、彼らを待つものは―――。
【第二部あらすじ】
―――お前がいた『オルセン帝国』は本の中の幻の世界で、お前もその中の登場人物にすぎない、という事だ。
メテルリオンで瀕死の重傷を負ったヴェルナーが辿りついたのは、オルセン帝国の全てが記された書物の塔。そこで出会った一人の女性、ソフィア=ワーグマンはヴェルナーにそう告げた。
明かされる世界の真実。オルセン帝国創世の秘密。それを生み出した記述者(テクスター)の正体。
そしてヴェルナーに課せられた新たな能力と使命。世界を創造し、世界を破壊する、彼の力とは?
オルセン帝国の存亡をかけた戦いが、今始まる。
【追記(2016/1/14)】・投稿再開しました。
・既出のパートの形式も少し変えました。誤字脱字も随時直していきます。
・いつの間にやら10,000PV、3,000ユーザ突破してました。ありがとうございます。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-06-03 21:03:54
519852文字
会話率:50%
零落した伯爵家の令嬢であるエヴァンジェリン・グッドフェローは、両親が死んだのをいいことに、少ない家の財産を使って葡萄の品種改良に明け暮くれる優雅な研究生活を送っていた。
そんな彼女の元に、おっせかいな叔父から見合い話が持ち込まれてくる。しか
も相手は、警視庁最年少の刑事にして、国内最大の新聞社の御曹司ジャック・アーチボルドだという。
だが、ジャックが欲したのは彼女ではなく、彼女の天才的な頭脳だった。とある対価を条件に、次々と難事件を解決していくうち、エヴァンジェリンは国家を揺るがす陰謀の渦中へと巻き込まれていくのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-03-07 23:16:59
130564文字
会話率:63%