柄谷行人「力と交換様式」の書評。
最終更新:2023-07-09 21:41:51
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「俺の恋人には俺以外の恋人がいた。」
才色兼備で傍若無人の柚木梓(ゆずきあずさ)は、理系大学院生の西藤浩志(さいとうこうし)と、取引先の大企業の稲城冬樹(いなしろふゆき)を同時に恋人とした。
某世界的IT企業に勤め始めた梓は高層マンショ
ンの一室を購入して三人での同居を提案、男二人は梓にどうしようもなく惹かれて断れず、三人の奇妙な同棲生活が始まった。
《ルソーとチェルヌイシェフスキーと東浩紀から着想を得た、愛と生活の物語。》
( !!!CAUTION!!! 柚木梓はいいとこのお嬢さんで、幼いころから多くの恋人がいました。西藤浩志は中学の時に梓と出会って、成績面で梓にライバル意識を持っており、さらに梓の美貌に惚れてもいますが、大学時代に付き合い始めます。稲城冬樹は高校時代に一人の女性と熱烈な恋をしますが後に分かれ、就職してから梓に出会います。冬樹と梓はデートを重ねるのですが、そのときも梓は浩志と付き合っていて、つまり梓は浮気をしていたのです。普通だったらここで三角関係とか修羅場になるのですが、なぜか梓のマンションで三人が同棲を始めることになります。そしてここに、三人の葛藤があるのです。 )<< 今のところ、同棲前の話が続いています。そして例えば、 Azusa-1とAzusa-2は話に連続性があります。>>折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-06-28 18:59:07
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会話率:11%