砂浜に佇む砂の城
打ち寄せる波に呑まれ消えていく
あの日、僕らは知ることになる
僕たちの住むこの町も
砂の城のような脆く儚いものだったんだと
最終更新:2025-03-11 15:30:00
31559文字
会話率:29%
妻は息子を産んですぐにこの世を去った。 震災の日に生まれた一人息子の翼。 彼もまた、死の運命に弄ばれる中で、父と親友とともに短い人生を生きていく。 生きること、死ぬこと。身近にあるようで遥か彼方へと置き去りにされた現実。いつか訪れるその
日まで、どう過ごすのかをもう一度よく考えたいと思う。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-09 16:26:09
8786文字
会話率:40%
15歳の夏、高校生活をスタートさせたばかりの女子高生・北川綾音(おおさかあやね)は、中学を卒業して、特に目標がないまま、気がつけば夏が終わろうとしていることに驚く。
退屈な授業の片隅で、何事もなく過ぎていく猛スピードの日常の違和感を、どこ
か拭いきれないまま、また、一日が終わろうとしていた。
そんな中、ある日クラスメイトの一人・八王子桜智(はちおうじさち)と花火大会に参加して、夜空に飛んでいくたくさんの花火と光の道すがら、遠い未来について話し合う。
会話の中、桜智は、綾音の両親のことについて切り出し、最近お墓参りに行っているのかを質問する。
彼女の両親は、4年前、2011年3月に起きた、東日本大地震の被災者だった。
綾音は節子の質問に対して、笑いながら「明日覗いてみる」と返事をするが...
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-07 22:48:23
1021文字
会話率:2%
03/11 02:46。
大地震発生から、刻一刻と変化していく彼らの日常。
日々の変化と社会の出来事。
そして実際の被災地では。
実際の体験を元にした、半フィクション物語です。(※打ち切りになりました)
(不定期更新)
最終更新:2013-10-12 20:52:26
40125文字
会話率:14%
「離縁して欲しいんだ」。いきなり夫にそう言いだされたマリエラの反応は――? ヘタレ我儘夫×しっかり者の年上妻のすれ違い勘違い両片思いの日常のお話。立花実咲様主催の東日本大地震チャリティ企画【One for All , All for One
……and We are the One オンライン作家たちによるアンソロジー~】参加作品です。「富樫聖夜」名義で書かせていただきました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-01-01 10:00:00
17140文字
会話率:19%
2011 7月10日
東日本大地震からの復興を願い、被災地の福島競馬場でチャリティレースが行われた。選ばれたレースは、本来、関東勢の人気馬、ましてや海外の実力馬が来ることはまず少ない七夕賞。外国の企業家、馬主、日本のJRA幹部、関東の有
名調教師、馬主、そして被災者の協力を経て、2011年七夕賞はまさに「ドリームレース」。開催、出走までに秘められた、関係者、出走各馬の陣営の熱いドラマを描く折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-03-18 00:00:00
1637文字
会話率:42%