とある大陸の小さな村ホーデルに、『絶望』を自称する魔物が攻めてきた。
村人たちは困惑しつつも、勇者がやってくるまで耐えるため、『絶望』の魔物にご機嫌取りをしようとしたのだが……。
最終更新:2025-01-12 19:12:02
3155文字
会話率:70%
俺はとある田舎村に住んでいる普通の村人、ラークだ。
今日は夜の門番の仕事を任されたので、こうやって槍を持ちながら門の近くを往復している。交代の者が来るまで、大してすることもない楽な仕事だ。
だが、今晩の仕事は簡単には終わらなかった。あ
る時、突然声が聞こえてきて、影がひとりでに動き出したのだ!
『なあ、この仕事はつまらないだろう、とっとと止めて、家に帰ろうぜ』
まさか、南の洞窟に住む、人を闇堕ちさせるという影の魔物、そいつが俺に取り憑いたというのか!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-04 13:45:07
7853文字
会話率:50%