「外面の美しさだけが求められる現実
人々が戦争をし、争い続ける現実
金が人を支配し力のない者が排除される現実
偏見が暴虐を生む血も涙もない現実
差別の渦が人を飲み込む現実
人々が欺瞞の中で作り上げた、現実が続く未来を、
この社会の価
値観を破壊して失われた未来を再建する!」
主人公、雛は突然異世界に飛ばされ、元素の力を宿したエレメンタルカードの使い手、哲学者に選ばれる。
その力を得て、そして目にした現実。
悲しみを知り、切なさを知り、もどかしさを知り、悔しさを知り、人が今まで見てこなかったことを知った。
だから、この足で立ち上がって、考えて、切り開く未来。
再生でも、建設でもない、そう再建なのだ、と。
*差別的表現がある場合がありますが決して差別を助長させる意図で書いたわけではないことをご了承ください
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-03-06 13:42:23
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会話率:55%