「アーシェ・フェルメンデ!筆頭聖女の任を解き追放処分とする!ついでにお前との婚約も破棄だ!!!」
「……は?」
お馬鹿な王子に王宮を追放されたアーシェ。宰相の放った大量の刺客を兄と共にぶっとばし、逃れてその身ひとつでたどり着いたのは最
果ての離島。
エメラルドグリーンの海辺。あふれる濃い緑。そして、難破船からは妙に綺麗な顔の身なりのいい男!?
「全然魚釣れてないけど……本当にご飯食べれてた?」
「うるさいわね!」
突然始まった共同生活。魚釣りに貝拾い、果物を採って、芋を茹でて。一緒に浜辺で焼いた魚は、どんなシェフの料理よりも美味しかった。
だけど、船が直ったら、この生活も終わり。私は追放された聖女。名乗ったのは偽名。腕には宰相に刻まれた、国外逃亡を防止する罪人の呪印。
近づく距離に、甘い仕草。絡み合う視線に、想いは膨らむけれど。
時が来れば、私はこの島を離れ、戦いに戻らなければならない。これは、期間限定の関係なのだから――そのはずだった。
これは、離島で逃亡生活を送る追放聖女のアーシェが、助けた仲間たちと離島で楽しいスローライフを送りながら陰謀をぶっとばし、男気あふれる行動力で、愛と友情を手に入れるまでのお話。
「――あなたは、誰なの?」
緑豊かな離島で、アーシェのひと時のスローライフが始まる。
※全55話の最終話まで執筆済みです!
途中で終わることはありませんので、しっかり完結します。
安心してお読みください。
例によってバンバン投稿します!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-16 14:41:46
264383文字
会話率:57%
付き合い始めて間もない彼から二週間放置された里奈は「これぞリバウンドリレーションシップの醍醐味」と自虐的なことをいい関係終了へと心の準備をする。期間限定の関係はなんだか自分が思っていたものと違うかも。
最終更新:2023-06-01 11:57:42
7955文字
会話率:32%
【命を狙われたお嬢様 × 裏町育ちのボディーガード】
伯爵令嬢であるミラ・ロペスリーは、ロペスリー家乗っ取りを目論む継母から命を狙われていた。
誰も味方がいない状況の中出会ったのは裏町で育った少年、ノアだった。
味方が欲しいミラと、裏町生
活から抜け出したいノア。
打算から始まった契約関係は、時間をかけて少しずつ変化していく。
■命を狙われたお嬢様:ミラ■
「貴方、私のボディーガードになってちょうだい!」
「ごめんなさいね。ノアは、私のボディーガードなので」
「このまま殺されるなら、やってやるわよ!見てなさいよ!!」
■裏町育ちのボディーガード:ノア■
「このクソみたいな生活から抜け出せるなら、悪魔にだって魂売ってやるよ」
「お嬢様はいい加減、俺を信用してください」
「だから!屋敷を抜け出すなって!言ってんだろうが!!!」
継母主催のパーティーを協力して乗り越えたり、どこぞのご令嬢がノアに惚れちゃったり、街中でデートしてみたり、誘拐されてみたり。ただのボディーガードと雇用主と呼ぶには、思い出が増えすぎてしまった2人の行く末は―――?
契約期間は、屋敷を出るその日まで。
私達はこんな家を抜け出して、自由に生きてやるんだから。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-14 16:00:00
22186文字
会話率:52%