季節工と呼ばれる紡績工の仕事に勤しみ日々雑巾を縫っていた少女がいた。彼女はその雇用契約期間を満了し、職場の上司、大人達が心配する中都市を去っていく。大人たちの心配の根は少女が15歳というまだまだ若く体も小さな幼女であるからだ。しかしその心配
も実を結ばず彼女は王国が新たに発見した魔境、新大陸へと足を運んでいくというのだ。その新大陸に渡る条件は王国金貨1枚、そして屈強な者であること。それは農民が5年、いやさらに働き続けてやっと稼げるほどの大金。それを少女は胸に彼女は大陸へと渡る。禍々しくも刻まれた赤く血が滲むような魔法記述(ルーン)を足に刻み歩みを進めるその赤い光は新大陸で名を知らしめる大男をも蹂躙し、彼女は今人類最年少として新大陸に足を踏み入れた。
少女を掻き立て大陸へと誘う真意、それはは死者を蘇らせる力を手に入れるため。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-03-14 01:39:11
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会話率:23%