マッチ売りの仕事を主として、何とか食いつないでいる少女。
彼女のその内に宿すのは同胞たちと同じ高き誇り。国の最貧民層が集まり肩を寄せ合い生き抜く、街で、少女の胸に宿るのは、誇りとは別にもう二つ。
彼女の誇りに基づく深い闇と野望。
彼女はその
二つを胸に、ただ燻らせるなんてことはみじんも考えていないかった。
大人しく天に召し上げられるまで待っている?なぁにその足りない発想?お笑い草だわ。そんなのこの街なら三歳児だって片腹痛くて笑い転げるわよ。見ていなさい。私はそんなんじゃ終わらせない。終わらせてなんてあげないわ、、折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-09-16 23:00:00
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会話率:3%