昔に起きた幻魔獣と人間との大戦争。
人間が勝ち、後に名を残したのは『七賢者』と呼ばれる『七名家』とその『七名家』の使役精霊獣『七聖獣』達。
ーーーー『七聖獣』。
『七賢者』の使役する最強クラスの精霊獣。
青龍《せいりゅう》、朱雀《すざく》、
玄武《げんぶ》、白虎《びゃっこ》、銀狐《ぎんこ》、金鳳《きんほう》、黒獅子《くろじし》。
しかし、その歴史には隠された事実があった。
そして、その歴史の中に刻まれなかった人物が居た。
その事実の中で出てきた人物の契約する精霊獣も『七聖獣』よりも別格に強く、その精霊獣の名を『灰狼《かいろう》』。
そして名を刻まれなかったその名を、『瑠璃の火焔』。
時は流れ、誰もが精霊獣と契約している現在に歴代最強の『七名家』の子孫が聖エスチアーノルド学園に入学してくる。
そんな中、彼らの「指導役」として買われた少年、レンイ・アスフェルトルークス。
彼はこの世界でも希少な『黒』い魔力を保有し、加えてどうやら『七名家』ともどうやら面識があるらしく………?
「お前らが知らない『理由』を、俺は嫌でも知ってるんだよ」
その瑠璃色の焔は、消えることを知らない。
※亀裂更新
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-10-06 00:17:06
40651文字
会話率:56%