フェニス伯爵家には美しい姉妹がいる。
長子であるソルシア・フェニスは特に赤薔薇姫と呼ばれる程美しい娘だった。
とある日、ササライ侯爵家からフェニス家の娘を妻に欲しいと求婚の話が来る。
本来、フェニス家の後継ぎだったソルシアだが、国の定めでそ
の求婚をソルシアが受けることになり後日、ササライ侯爵家の子息と顔合わせすることになった。
そしてその子息と出会ったソルシアは彼に一目惚れをする。
だが、この出会いが自分の人生を大きく狂わされることになるとはこの時のソルシアは気づく事はなかった。
全2話という短い話です。
最低な夫をテーマに勢いで書きました。
気分を害する表現がありますので、ご了承の上でご覧ください。
救いはありません。ざまぁもありません。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-31 12:00:00
29572文字
会話率:30%
男爵令嬢から伯爵夫人となったクレアは俗にいう玉の輿に乗ったお嬢様である。しかし彼女と夫の結婚生活は、愛なし、子供なし、離縁できない、という三重苦のなんとも切ない状況下で行われていた。そんな生活が7年も続いたある日、とうとう、愛人とその子供が
屋敷にやってきて、共に暮らすことに。そんななかクレアはなぜか冷静な態度を取る。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-09-06 09:09:11
11585文字
会話率:41%