魔術師が衰退し始めた結果、ただの人間に歩み寄り、魔眼として力を発現させることに成功した世界。
三歳になれば遺伝子に魔眼適性があれば魔眼が発現する世で、一人の少年の左眼には禁忌が宿る。
――それは、見た者すべてを死に至らしめる、悲しき魔眼。
それに取り憑かれた少年は、命の恩人である少女のささやかな願いを叶えるためにとある学園に入学する。
――平凡な生活をしたい。
そう願った彼女のために、傍にいる。
たとえ、自分の手が血に塗れようと。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-08-07 17:41:50
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会話率:46%