星月の魔力を得て奇跡を振るう魔術――星天術。
星天術士のフェルナンドは、この術の研究の片手間に、魔術士や錬金術士を相手にした裏家業を営んでいた。
今回、仲介屋アマンダから提示された仕事はとある好事家貴族が大金を積んで手に入れたという「大魔術
師ハルトマンの遺産」の奪取依頼。
上弦の月が沈みかかった深夜、フェルナンドは同行をせがんだ弟子のルーナを連れ、貴族の屋敷に突入する……!
表題作ほか、過去に同人誌で発行した同キャラ短編2本を含む、再録作品集。
「月下の出来損ない」から何百年か遡った、まじないから術式になったばかりの、かつての星天術式とその使い手である男と少女の記録。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-03 21:22:17
24558文字
会話率:38%
〈星天術式回路の全複製プロセスを完了――ようこそ、世界へ〉
赤沢拓人は、どこにでもいる普通の中学生。
けれども、ある夜の繁華街、ズタボロの金髪の少女と出会い、その手を取った瞬間に拓人は非日常へと引きずり込まれた!
少女を追うのは黒い妖怪。少
年が手にしたのは超常の力『星天術』。
真円の月の下で、ふたりの“出来損ない”の出会いと逃避行がもたらすものは――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-12-30 22:00:00
42342文字
会話率:22%