新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は, 2019年12月初旬に, 中国の武漢市で第1例目の感染者が報告されてから, わずか数カ月ほどの間にパンデミックと言われる世界的な流行となった。わが国においては, 2020年1月15日に最初の
感染者が確認された後, これまでに922,312人が新型コロナウイルス感染症と診断されており、これは全人口の 約0.7%に相当します。(2021年8月1日まで)
また新型コロナウイルス感染症と診断された人のうち、重症化する人の割合や死亡する人の割合は年齢によって異なり、高齢者は高く、若者は低い傾向にあります。
重症化する割合や死亡する割合は以前と比べて低下しており、2020年6月以降に診断された人の中では
・重症化する人の割合は 約1.6%(50歳代以下で0.3%、60歳代以上で8.5%)、
死亡する人の割合は 約1.0%(50歳代以下で0.06%、60歳代以上で5.7%)となっています。
新型コロナウイルス感染症と診断された人のうち、他の人に感染させているのは2割以下で、多くの人は他の
人に感染させていないと考えられています。 このため、感染防護なしに3密(密閉・密集・密接)の環境で多くの人と接するなどによって1人の感染者が何人もの人に感染させてしまうことがなければ、新型コロナウイルス感染症の流行を抑えることができます。
新型コロナウイルス感染症は、主に飛沫感染や接触感染によって感染するため、3密(密閉・密集・密接) の環境で感染リスクが高まります。このほか、飲酒を伴う懇親会等、大人数や長時間におよぶ飲食、マスクなしでの会話、狭い空間での共同生 活、居場所の切り替わりといった場面でも感染が起きやすく、注意が必要です。
個人の基本的な感染予防対策は、変異株であっても、3密(密集・密接・密閉)や特にリス クの高い5つの場面の回避、マスクの適切な着用、手洗いなどが有効です。
【「(2021年8月版) 新型コロナウイルス感染症の“いま”に関する11の知識」https://www.mhlw.go.jp/content/000788485.pdfより一部抜粋】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-22 14:56:07
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