ルインは街の案内人をやっている。
RPGゲームで言うところの、街の名前を教えてくれるNPCというやつだ。
「やあ、旅人さん。ルナリードの街へようこそ!
どこから来たんだい?」
そうして旅人に必要な店を紹介して、幾ばくかの金を得る。そ
んな仕事だ。
だが、最近、街に来る旅人の様子がおかしい。
ハジュマーリュ伯爵領を『はじまりの街』と変な訛りで話すし、装備は旅人とは思えないほどピカピカで、自分たちを『プレイヤー』と呼称するのだ。
これはとあるVRMMORPGの中の案内人の物語。
これはNPC・ミーツ・プレイヤーの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-02 18:00:00
213763文字
会話率:27%
この世界、セプトレーフは七つに分断されていた――
昔々の大昔。
神々がまだ地上にいた頃のこと。
善神ギリトワイスと邪神アレクバイド。強大な力を持つ二柱の神が人の処遇を巡って相互に争った。
アレクバイドの一撃で世界は七つに引き裂かれ、ギリ
トワイスの聖なる力で邪神が封印された後も、七つに分かたれたままとなった。
分断された欠片の世界の上で、それでも人々は生き続ける。
第一の欠片は世界のかつての世界の中心、ネセルテ
第二の欠片は水に愛されし群島の国々が集う、ラテウ
第三の欠片は火を噴く山と荒涼たる砂漠が広がる、イフレ
第四の欠片は峻嶮な峰が風舞い踊る草原に聳える、二ウド
第五の欠片は巨木多い茂る大森林、アレス
第六の欠片は太陽の沈まぬ白き大陸、カルド
第七の欠片は光知らぬ闇の大地、ギルス
それぞれの欠片の上で人々は世代を重ね、いつしか世界の元の姿は忘れ去られた。
もはや互いの欠片の存在を知る人間すら少なくなっていく中、
欠片の世界を隔てる狭間を越えて旅をする「旅人」と呼ばれる人々が欠片同士を細い糸で繋いでいた。
世界片を往き来する何でも屋、「旅人」の少女、アリアは、師であり兄弟分でもあるラクスと共に依頼をこなす日々を送っていた。
そして彼女はある日、旅人とは犬猿の仲であるはずの教会からの依頼を受けることに。
ーー神の目とも呼ばれる第三月の新月期、その節目の儀式が始まる前に、教会から盗まれた儀式の道具を取り返せ。
本来ならばあり得ないはずの、教会から依頼。
首を傾げながら盗品を取り戻しに向かったアリア達は、盗品に紛れるようにして眠る一人の少年と出会うーー
主人公がボクっ娘、おねショタ要素がありますが、ショタが成長する可能性がありますので純粋におねショタが好きな方には不向きかもしれません。
※pixiv・ノベルアップ+でも同作品を連載中です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-20 21:38:28
61251文字
会話率:34%
盗賊が出没する森で、篠木の町の薬屋、惣一が出会った青年は旅人とは思えない呑気な性格の持ち主だった。
明治妖妖記と関連している作品の為、ネタバレ箇所があります。
明治妖妖記のネタバレ、ではなく篠木の伝承のネタバレです。
良いのか、これ…。
最終更新:2018-02-02 21:02:07
77044文字
会話率:48%
こことは違う、不思議な世界。闇に覆われた空と命を脅かす魔物の居るその世界で、それでも陽気に笑えたらいいなってお話。
作者は感想乞食なのでコメントをもらうと狂喜乱舞します。悪口でも炎上万歳ハレルヤーヒーハーってなるのでよろしくお願いします。
え、感想を書くほど中身が無いって? そんなー折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-10-31 13:00:00
20799文字
会話率:41%
私はこの広い世界を巡る旅人。でも普通の旅人とは違う。
それは、私が巡るこの世界は、他人の心なのだ。
見ず知らずの人の気持ちに入り込むこの旅がとても心地よいのだ。
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最終更新:2015-06-27 11:06:24
2364文字
会話率:3%