街は、無数の言葉で溢れている――。
写真家志望の椎名楓が捉えるレンズの向こうには、都市の何気ない詩情が潜んでいた。古びた喫茶店で出会った葉月深月は、その風景を言葉に変える不思議な少女。二人は街角に隠された「言葉」を探す旅を始める。
けれど、思いがけない別れが訪れる。東京と地方、離れ離れになった二人を繋ぐのは、写真と詩、そして確かな想い。距離は、かえって二人の絆を深めていく。
「私たちには、言葉があるから」
都市の喧騒の中で紡がれる、新しい恋の形。写真と詩が織りなす現代の百合小説。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-07 12:00:00
11158文字
会話率:51%
恋愛なんて欠片も信じていなかったひねくれた子供が、恋を知り、新たな感情を学ぶ。焦がれた恋に悩む彼女の行動は、彼女に何を思わせるのだろうか。
諦めきれない恋に悩む人に読んでいただきたい、恋の新しい救いの形。
最終更新:2024-07-30 03:00:18
2694文字
会話率:0%