「どうやら小説において、陰キャという存在がモテるらしい。ヤツらはシレッと学年1の美少女をオトしたり、時にハーレムすら作るほどに」
最近、そんな感じの小説タイトルを目にした主人公の正隆(まさたか)。
彼はさっそく「陰キャになってモテよう作戦
」を実践することにした。
全ては、(本命の女の子から)モテるため!
とりあえず意思表明として、相談相手の親友に宣言をするのだった。
「今回は仰天するぜ……? なんと──俺は今から、【陰キャ】になる!」
「…………」
そんな一世一代の宣言を無視して、読んでいる本を無言でペラリとめくる友人。
「ちょっと、お願いしますよ。話、聞いてくださいよ」
果たして彼の「陰キャモテ」は成功するのだろうか……?
※全然暗くありません。主人公に陰キャ要素もありません。和気あいあいとしたお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-28 12:15:22
5857文字
会話率:72%