魔法は自分で創造して魔法名をつけるもの。ただし魔法名に使える文字数は生まれながらに決まっていて、これを覆すことはできず覆す魔法を創りだすこともできない。
そんな世界に生を受けたカタギリ子爵家の四男シューゴ・カタギリ。ところが彼が魔法名に使え
る文字数は最低タイの僅か四文字。大した魔法は創れまいと誰もが思っているところへ現れた老人に授けられた、どこの言語かも分からない文字と言葉を綴った本と、それを読むための知識。
その文字よって四文字は四文字でも、この世界の文字ではなく別の世界の文字で自分だけの魔法を作り上げて生きていく。その文字が授けられたのではなく、諸事情により思い出させてもらった、元いた世界の言語だとは知らずに。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-05 08:50:12
348108文字
会話率:41%