「ホワイトデーには、3倍のお返しをするんだよな?」
「うん、そうだけど……」
「俺は違う。明日は百倍、千倍、いや『何万倍』もお返しをしてあげるさ」
大好きな彼にそう言われた翌日、彼女が起きると町や学校の様子は一変していた。家の中も学校も
、そして町も、あらゆる場所が何万倍にも増えた『彼氏君』でいっぱいになっていたのだ。どこへ行っても理想や憧れの存在でいっぱいの3月14日、『彼女ちゃん』はどんな過ごし方をするのだろうか……?
【補足】別サイトにも修正・加筆の上投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-03-15 09:00:00
22800文字
会話率:34%