生前の記憶がない私は、自分が同性…つまり女の子が好きなことだけを覚えている。
死後に出会った天使は、数々の待遇の良い次の人生を用意してくれていた。
よっぽど生前の私の人生は酷かったらしい。
けれども私は選択した。
あなたと一緒に居たい!
そ
う、天使との暮らしを選択した。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-10-11 00:59:45
2228文字
会話率:42%
今日を最後に、世界が終わる。
そのことを知った普通の高校生の香輔は、生まれ育った町を走り回ります。自分にはなんにも出来ないけれど、とにかく皆に報せようと。
普通の町で出会うのは、もちろん普通の人たち。
不登校のクラスメイト、銭湯を経営するお
じいさん、そして、幼馴染の女の子。
彼らは世界の終わる夜、そうとは知らず、何を思い、何をして過ごすのか。香輔は真夜中に自転車を走らせて、数々の人生と出会います。
奇跡も魔法もない、つまらない世界の、最後の日。ひとりの男の子と、ひとりの女の子のお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-09-19 18:00:00
53775文字
会話率:53%