苦手だった母が亡くなった。
母には虐待されたわけでも、彼女自身が救いようのない人間だったわけでもない。
恐らくはただ、相性が悪かっただけ。
それでも世間は〝私〟のその感情を認めてくれない。
娘が劇的な理由もなしに母親を嫌うことはありえない
――そんな常識に、これまでずっと苦しめられてきた。
母が亡くなったことで抱いたのは安堵。記憶を辿って思い出すのは苛立ち。
葬儀に出るのは娘としての役割を果たすためだった。
そこには何の意味もないはずだった。
※結構暗めですので苦手な方はご注意ください。
※以前カクヨムにて掲載していた短編です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-01 12:10:35
10013文字
会話率:28%
どこまでも救いのない街にはどこまでも救いようのない人間が集まるもんさ。それをカモにする人間もいれば、そんなヤツにカモにされるやつもいる。見捨てる人間あれば救いの手を差し伸べる人間あり。俺はどっちかって?
カモにはするが救いの手も差し伸べ
る、同類であって同族ではない人間さ。名前は教えない。知りたければ仕事を持ってこい。そしたら教えてやる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-09 23:16:43
22390文字
会話率:73%
イリディーマブルヒューマンとは救いようのない人間のことを指します。
でも本当に世の中には救いようのない人間など存在するのでしょうか?
ただ民衆が勝手に決めつけてるだけかもしれない。
反対のケースだって.....
最終更新:2022-05-12 19:00:00
28196文字
会話率:26%
日々の生活での愚痴を、徒然なるままに書き留めていきます。筆者の救いようのない人生の、唯一の趣味となるかもしれません
最終更新:2017-10-26 19:02:39
2425文字
会話率:0%
死後の世界。
一人のおバカな男が、正真正銘馬鹿な神様に呼ばれた。
世界を統べる馬鹿な神様は言った。
『『男』と『女』どっちがいい?』と……。
これに対し、おバカな男は悪戯を思いついた少年のように笑い。
そんな馬鹿二人の思惑を看破していた兎の
耳を持つ少女は呆れ、おバカな男を見送った。
『愚者の歩』『変人公爵一家の義妹』の未来のお話しですが、単純に。
主人公が馬鹿で救いようのない人だということが分かっていただければ大丈夫です!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-05-25 17:39:59
16183文字
会話率:25%
真っ暗で、脆くて、救いようのない人生――――少なくとも彼女達にとっては。死に囚われた人々の物語り達。(2013.2/16、17一部修正)
最終更新:2009-05-11 00:01:17
35272文字
会話率:19%