『私、こうすけ君がここまで本気で走ってくれるとは思ってなかったカモ』。ひたむきな彼女の“たった一歩”が、僕の世界を変えていく
スポーツよりもゲームでしょ! マラソンが大嫌いな小学5年生、コースケは体育のマラソン記録会でなぜかクラス唯一の長
距離走選手に選ばれてしまう。
あんなにひぃひぃ言ってたのに何で?! 走るなんて、ただ辛いだけ! そう思っていたコースケの前に現れたのは、陸上クラブに所属する明るく前向きな少女・サチだった。
彼女のひたむきな姿、そして時に核心をつく言葉が、運動嫌いで内向的なコースケの心に小さな火を灯し始める。
放課後の校庭で、息を切らし、汗を流しながら走る日々。それは今まで知らなかった「楽しい」という感情が芽生える時間だった。
時に挫けそうになり、時に独り言をこぼし、それでも走り続けるコースケが見つける「走る理由」とは?
これは、苦手なことから逃げ出してきた少年が、一歩を踏み出す勇気と、誰かのために走る喜びを知る、青春の輝きに満ちた陸上成長物語。
※ハーメルン、カクヨムでも投稿済み折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-21 18:00:00
44614文字
会話率:41%
ある夏の暑い日の放課後、小学4年生だったぼくは、クラスのリーダーつよしに言われて、他の3人と一緒に校庭にでた。てつおは、有無を言わさず、つよしにここに引っ張り出された。大きな楠の木、僕たちはふだん ここでいろんな遊びを楽しんでいる。今日は随
分と勝手が違った。つよしは、楠の木の枝を一本折ると、ぶんぶん音を鳴らして振り回した。「おまえら、てつおを逃がすなよ」そう言ってつよしは、その枝をいきなりてつおに打ち付けた、ビン、ビン、鞭打つような何とも嫌な音がした。当然てつおは逃げようとする。僕たちは輪を作るようにして、てつおを閉じ込め、逃げないように取り囲んだ。
「こらあ、なにやってる・・」校舎の玄関から先生が飛び出してきた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-07-27 20:25:26
3132文字
会話率:37%
偉歴500年の4月。国立武闘学園第一高校にて巻き起こるランキングバトル。
『頸力』という特殊な能力を駆使した6人の成り上がりの物語。
放課後の校庭からこの物語は開始を告げる。
最終更新:2014-08-17 15:38:39
4040文字
会話率:21%