少女は世界をあまりにも知らなかった。
否、自分を取り巻く環境について何も知らなかった。それに異議を申しだてる人間はだれもいなかった。
難しい話でもなかった。だって彼女は特別だから。大切にされるべきで、だれにも奪われてはいけなくて、だから宝物
を丁寧にしまうかのように大事にされた。その代償として、彼女は独りになった。ある程度の自由は許された。でも、図書館には行けなかった。映画館にも。もちろん、ショッピングモールにも。そして、学校に行くことでさえ、阻まれた。だから友達なんてもの、今はいない。彼女が読む本はあらかじめ誰かが目を通したものだった。なぜか?彼女がとあることを知ったら大変なことが起こるから。
否、大変なことが起こる可能性があったから。
__『可能性』________ただ、それだけで選択を奪われた。そんな、少女の物語である。
そして、そんな少女の世界への反抗期を記した物語り。
P.S.
まぁ、これが終わったら、もっと大変なとこに放り入れられるけどね…(次回、転生?)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-20 00:00:00
29028文字
会話率:52%
クトゥルフ神話TRPGのオリジナルシナリオです。
東方の二次創作シナリオも投稿する予定です。
投稿頻度はかなり低いです。
未完成のものが投稿されることが多くあると思います。
ここで出ているシナリオは使用してもらっても構いません。
保存はしな
いでください。
最後に。
既存キャラ等々がかなりひどい扱いを受けることもあります。
それを見るのが嫌な方はシナリオを読まない方がいいかもしれません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-17 01:00:24
17464文字
会話率:17%