ある日をきっかけに生きる意味を失ってしまった王女ーアリア・ツヴェルク。
18になって数日後、父であるツヴェルク国王から婚約者選定を求められる。
しぶしぶ席についた彼女を待ち受けていたのは、予想外の出会いだった。
紅の王子と名高いアリス
テアの王子ーウィリアム・アリステア。
その呼び名は戦場での彼の突出した才能故の物。
幼いころから戦いに駆り出されていた彼の内心は冷え切っていた。
心配した母であるアリステア王妃の強制介入により、彼はとある国へ赴くことになる。
傷心の王女と冷めきった王子のW主人公。
周りからの愛を否認し、自身に芽生える感情へ戸惑いを見せる。
不器用で、もどかしくて、甘酸っぱい。
いろんな形での愛をテーマに世界を見つめなおします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-03-06 02:00:00
6418文字
会話率:33%