王城第二騎士団長だった伯爵令嬢ミリアは、怪我を理由に退団をした。有名な治癒術師がいるという噂の辺境の町に向かい、そこで傭兵団を率いる朗らかで懐が深いヴィルマーと出会う。
ミリアはうまく人に甘えることが出来ず、そのせいで婚約破棄をされた過去が
ある。そんな彼女だったが、ふとヴィルマーに頼ってしまっていることに気付いてそのことを伝えるが、彼はそうは思っていなくて……。
ゆるやかに心が近づいていく両片思いのジレモダです。
※ベリーズカフェ様に同タイトルの完全版ではないもの、アルファポリス様にも同タイトルのものを掲載しております(内容は違います)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-28 21:00:00
105165文字
会話率:56%
王立学院の期末パーティーで、エイドリアン王太子は平民聖女ハルカを婚約破棄した。ハルカは婚約よりもパーティーの料理の方が重要だと考えていたくらいだから、淡々と婚約破棄を受けた。聖女が王妃になった時、王国に空前の繁栄がもたらされるという預言があ
った。しかしハルカが預言に謳われた少女であることを、エイドリアンもハルカも知らなかったのだ。王国の運命は狂わされた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-31 07:35:07
8345文字
会話率:53%
雪の結晶を模したダイヤモンドが気に入って、これにした。
女は今日、その結婚指輪を捨てようとしている。
ものに罪はない。しかし、私はこれを罪あるものにしてしまう。
そうなる前に捨てよう。そう思ったのだった。
今朝、あの人を殺した。
一丁前に叫び声をあげ、赤い血を流したことが腹立たしかった。
私も死のうかと思ったがやめた。もし同じくらい痛くて叫んで、同じ色の血が出たらどうしようと思ったからだ。
PM3時。
いつもこの時間になると、お茶が欲しくなる。今日はコーヒーにしようか。
コーヒーは懐が深い。甘いものの気分の時も、苦いものの気分の時も、どちらもコーヒーなのだ。私はこれまでに何杯コーヒーを飲み、これから何杯飲むのだろう。
時間は進み、夕食の時間だ。
今日はただいまもおかえりもなく、テーブルの向こうに見えるのは向日葵によく似た花だけだ。
女は指輪を外した。
女の薬指には、指輪の日焼け跡が遺っていて、女は泣いた。
そういえば涙は血液と成分が同じらしい。
彼女の耳に、一斉に蝉爆弾が押し寄せた。
おわり折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-07-22 21:18:47
436文字
会話率:0%
強さに拘る喧嘩屋高校生、風切が仲間と共に殺人鬼と戦うバトル小説です。
・風切征助(かざきりせいすけ)、18歳、5/21、A型、181センチ。
喧嘩屋高校生。かなりの強さを誇るが、どこか余裕がない。
・秋葉貴弘(あきはたかひろ)、18歳、
10/17、B型、183センチ
風切と共に喧嘩屋をしているが、喧嘩はせず情報や売り込みに精を出す。
・海戸千夜(かいどせんや)、18歳、7/15、AB型、157センチ、B95W58H85
風切と共に喧嘩屋をしているが、喧嘩はせず風切、秋葉に勉強を教える役割を担う天才女子高生。
・高石裕司(たかいしゆうじ)、18歳、11/23、O型、178センチ
風切の幼馴染で、お調子者だが友達想い。子供の頃は風切、奈津美と共に平井に空手を習っていた。
・東条奈津美(とうじょうなつみ)、18歳、3/3、A型、148センチ、B73W53H78
風切の幼馴染で、彼のことをいつも心配している。勝気な性格で力だけならば風切よりも強い。
・鷲尾大和(わしおやまと)、39歳、4/28、O型、188センチ
警視庁殺人鬼対策課の刑事。豪快な性格で、懐が深い。
・月船文彦(つきふねふみひこ)、9/16、B型、185センチ
警視庁殺人鬼対策課の刑事。穏やかな性格で常に敬語で話す。
・平井和斗(ひらいかずと)、8/5、AB型、184センチ
風切たちに空手を教えていた男。実は元刑事で鷲尾とはコンビを組んでいた。
※コロシヤンラプソディーと重複するタイトル、設定などがあります。
※ブログなどに重複投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-08-23 23:03:00
8847文字
会話率:46%