人生で初めて吐いた嘘は何だっただろう。
間違えてお母さんのコップを割ってしまった時かな、宿題を忘れた言い訳だったっけ。
でも慣れって怖いもので、今では顔色一つ変えず、さも当たり前のように嘘が吐ける。
私、譎《いつわ》 凛心《り
こ》 。高一。
ちょっと嘘が癖づいてるだけの女子高生をしています。
最近の悩み事は、夜な夜な学校の先輩に捕まって、抱き枕になる仕事をさせられてること。
別にいかがわしくはないけれど、他人に説明できる気はしない。お金を貰って、身体に触れさせてるから、当然といえば当然だけどさ。
でも、それより、何より。きっと、誰に言っても信じてもらえない理由がもう一つあって。
私を買ってる、その女の人、つき先輩は……。
人ではない―――人狼だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-25 18:00:00
20679文字
会話率:29%
ある日突然、世界は変化させられた。「魔界を統べる王」と名乗る存在により、全人類が「魔物」との命懸けの戦いを強いられた世界へと。そんな異常を日常に溶け混ませて、世界は回る。適応する者、抵抗する者、笑う者、泣く者、絶望する者、希望を見出だす者
――様々な人間が送る、連作短編集。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-12-02 16:00:00
159590文字
会話率:25%
感情、感覚……
慣れって怖い
最終更新:2014-06-22 23:20:59
297文字
会話率:13%