おさんどん女子高生とひとならざるものの、愛も状況も重めでちょっと切ない異類婚姻譚もどきの現代ファンタジーです。もしよかったらのぞいてやってください。宜しくお願い致します。
高校一年の木ノ下澄雨は、母親と幼い弟の幹也と三人暮らし。
父親を
亡くして三年、フルタイムで働く母親を支え、家事育児の一切を担い逞しく生きていた。
それなのに、年も押し迫った十二月も初めのこと。
澄雨の元に、かつて父親の葬儀に来たという見知らぬ若い男が姿を現す。
目にも鮮やかな深緋色(こきあけいろ)のスーツを身に纏ったその男は、縦に光る不思議な虹彩の挑戦的な眼差しで澄雨を眺めやる。
「あの時の、溢れんばかりだった怒りや悲しみは、まだ君の中に残っているかい?」
男はひとならざるもので、かつて交わした約束通り澄雨を迎えにきたという。
おとぎ話だ、いまさらだと澄雨は拒絶する。
父親を亡くしたばかりの心細げな女子中学生ならいざ知らず、今となっては押しも押されもせぬ、家事育児に忙しい立派なんおさんどん女子高生と化していた。
けれど、慎ましい胸の奥にわだかまる、この黒い泡はなんだろう。
澄雨の迷いを察した男は、
とある選択を持ち掛けてくるのだが。
クリスマスの夜に向かって、事態が急速に収束していく中、
雪はただ、しんしんと降りゆく――。
この作品はアルファポリスにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-25 11:54:26
42420文字
会話率:39%
痴漢に間違えられて敢え無く死亡した男(職業住所不定名前無し)
何故かアース神族の主神の手によってTS転生されてしまう。
羽の生えた兜を被り姫アーマーに身を包んだ銀髪少女になるかと内心期待したが、何故かセーラー服と煙草とチェーンソーの似合
うスケバンにされてしまった。
とりあえずワルキューレとしてスケバンロールしつつ、異世界の美少女の死を見届ける旅に出るとしよう。
若干カオスな設定に戸惑いつつも、慎ましい胸にその思いはしまい、異世界を満喫しようとする。
壮大な職場放棄ロマン譚ここに開幕。
※注意※喫煙女子(中身男)が出る作品です。苦手な方はご注意下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-10-14 00:37:25
11404文字
会話率:29%
一枚のメモリーカードを残し、ある日突然幼なじみが失踪した。失踪の手掛かりがあるかもしれないとメモリー内を確認するとそこには幼なじみが書いた『異世界を救った男』という小説が保存されていた。
その小説は幼なじみが異世界に転移し、世界を救うと
いう内容だった。
小説を読み進めていくうちに驚愕の事実が徐々に判明していく。
幼なじみはなぜ失踪し、そして今どこにいるのか?
幼なじみの女の子が異世界を救った男を救う物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-02-12 20:07:20
80682文字
会話率:39%