高校入学直前に交通事故で一度に家族を失った高坂真一は、叔父の住む豊野市で一人暮らしを始める事となる。一ヶ月遅れで高校に転入した真一はクラス委員長との下校途中、夜の公園で異常な集団に襲われた。そこで命に係わる大怪我をして意識を失ったはず真一だ
ったが、次に目覚めた時には怪我などしておらず、委員長はその日から行方不明となっていた。
不可解な出来事を体験し、自らの記憶に自信を持てない真一は、襲撃を受けた公園を調べる事にした。そこで出会ったのはアッシュブロンドの髪に灰色の瞳を持つ美少女、立華カレン。彼女との出会いをきっかけに、真一は『鬼』と呼ばれる人外との戦いに巻き込まれる事となる。
戦う事を選んだ青年『高坂真一』、見た目に反して粗暴な『立華カレン』、真一を慕う中学生『夕凪真言』、理性的なリーダー『櫻澤御幸』、頼れる巨漢の兄貴『結城龍二』、無表情系天然お姉さん『守沢梓』。
『鬼』との闘い、鬼の討伐を生業とする『櫻澤家』の暗部、仲間との絆とそれぞれの恋心。
薄皮一枚で隔てられる日常と非日常の境を行き来する彼らは、戦いの中で何を感じ、何を成すのか。仲間でありながら、それぞれ違う理由で戦いを選んだ者たちの群像劇。
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初めての執筆活動ですので、拙い文章で申し訳ありませんが、それぞれのキャラクターの思いを書く事で魅力を伝えられたらと思って書いています。感情描写多めなので、活劇的展開やスピード感のある物語が好きな方には合わないかと思います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-05-01 12:45:56
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会話率:41%