王国の外れに山を一つ、丸裸にするほど食欲旺盛なトロールが棲んでいた。
誰も恐れて近寄らないトロールの山にある日、不思議な光を放つ欠片が落ちてくる。
謎の欠片をうっかり飲み込んでしまったトロールは、なぜか急に頭が良くなってしまう。
知性の声
に従い、文明的な生活を送ろうと山を降りたのだが……。
その恐ろしい見た目から、様々な誤解が生まれていく。
勘違いされつつも、人助けしていく心優しい食いしん坊トロールの物語です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-12-04 22:20:09
110865文字
会話率:23%
僕は「食」に対してこだわりがない。嫌いな食べ物なんてないし、僕が判断するのは食べられるかどうかくらいだ。どこどこのケーキじゃないと嫌だとか、あのラーメン屋が一番うまいだとか、そんな話にはあまり共感出来ないくらい僕には食にこだわりがない。
そんな僕が出会ったのは、僕とは真逆のこだわりを持つグルメのお化けだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-10-03 00:42:06
13075文字
会話率:46%