僕、オタク高校生の白河晴斗には最愛の推しがいる。
でもその推しは、生きてエンディングを迎えることができない。
なぜなら彼女はRPGゲームの敵キャラで、倒す以外のシナリオが存在しないからだった。
おかしいだろ!?推しには幸せになってもらわな
きゃダメだろうが!
そう思っていた僕は突然ゲームの中に転移し――主人公に憑依した。
今なら推しを倒さずラスボスを倒す『推しの生還ルート』が創れるかもしれない!
「推しへの愛」を武器に、時に死にかけ時にヒロインの尻に敷かれながら、ヘタレヲタクが推しのために奇跡を起こす物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-25 09:03:40
56933文字
会話率:34%